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ボクシング新王者「伊藤雅雪」右ストレートの次は英語を磨く
スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2018.09.03 11:00 最終更新日:2018.09.03 11:00
WBO世界スーパーフェザー級王者・伊藤雅雪(27)が、8月26日、都内で開催された新チャンピオン祝勝会に出席した。
伊藤は、7月28日、アメリカのフロリダ州で行われた王座決定戦で、23戦全勝だった同級1位クリストファー・ディアス(23、プエルトリコ)に3-0で判定勝ち。
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日本人37年ぶりとなるアメリカでの王座奪取を果たしたが、「スタート地点に立っただけ。ここからが勝負。防衛を重ねて僕にしかできない世界王者を目指していく」とさらなる飛躍を誓った。
祝勝会では、スパーリングを披露。前王者からダウンを奪った右ストレートで、250人もの参加者を唸らせた。また、学生結婚した衣理香夫人、長女愛音(あのん)ちゃん、次女愛海(あいみ)ちゃんから花束を贈られると、照れ臭そうに受け取り、父親の顔を覗かせる一幕も。
伊藤は、もともと駒澤大学高校にバスケのスポーツ推薦で入学した。ボクシング経験はゼロのまま、ふと思いついて自宅近くの伴流ジムに入門。あれよあれよと試合が組まれ、ついに世界トップになった。
ここ数年は家族と離れ、ロサンゼルスを拠点に練習をしているが、悩ましいのが英語だ。日常会話は問題ないが、「文法がめちゃくちゃで、汚い英語なので、きれいに話せるようになりたい」と、向こう2カ月間、英会話教室に通う予定だと明かした。
「次に(アメリカで)試合があったらもっとしゃべりたいので、ここぞとばかり講師から英語を盗んできます(笑)」
帰国後は後援会やスポンサーへのあいさつ回りなどで大忙し。それでもロードワークは欠かしておらず、9月から本格的に練習を再開するという。
初防衛戦の時期は未定だが、自慢の右ストレートがあれば、死角はないだろう。