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九月場所で進退問われる「稀勢の里」夜の六本木で生き生き

スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2018.09.08 06:00 最終更新日:2018.09.08 06:00

九月場所で進退問われる「稀勢の里」夜の六本木で生き生き

 

「追い込まれていることは稀勢の里も重々感じている。そのせいか、巡業から帰ってきても、部屋での稽古をいつも以上に精力的にこなしている」(相撲担当記者)

 

 8場所連続休場中の “崖っぷち横綱” 稀勢の里(32)。29日間で26カ所を回った夏巡業は、休むことなく皆勤賞と、回復ぶりをアピール。一方で、精力的なのは稽古だけではなかったようで……。

 

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 8月29日、稽古を終えた稀勢の里が、“始動” したのは日が暮れた午後7時半。自宅マンション前に横づけされたタクシーに乗り込むと、高速を使って六本木へ。飲食店が多数入る裏通りのビルの前でタクシーが止まると、迎えの店員の案内で、建物の中へと消えていった。その後、宴は深夜まで続いたのだった。

 

 8月31日の稽古総見では、4勝4敗ながら、相手が鶴竜(33)、栃ノ心(30)、豪栄道(32)とあって、表情は晴れやかだった稀勢の里。

 

 しかし、長年相撲を取材するスポーツライターからは厳しい意見が寄せられた。

 

「以前より稽古量は増えているといわれるが、体つきを見るとそうは思えない。全体的にたるんでいて張りがなく、『老けたなあ』といった印象。

 

 出場すれば、前半戦は協会も難敵を当てないだろうが、そこで取りこぼしをすればアウト。乗り切ったとしても、後半戦で上位陣に負けがこめば、自ら決断を下すというのが、我々の共通した考え」

 

 8月30日の稽古後には、部屋からほど近い小岩神社に、稀勢の里の姿があった。ここは願掛けで有名な神社である。

 

「休場中にも兄弟子にあたる西岩親方(元若の里)を介して、本願寺の高僧と接触し、心の鍛え方などのアドバイスを受けていたようです。先場所、『九月場所に進退を懸ける』と明言して休場した手前、9場所連続休場となれば、世間が許さないだろう」(スポーツ紙記者)

 

 9月9日に初日を迎える大相撲九月場所。出場となれば、横綱の品格以上に実力が問われる。

 

(週刊FLASH 2018年9月18日号)

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