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女子ゴルフ史上最短V「大里桃子」勝みなみ、新垣比菜に挑む

スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2018.09.27 06:00 最終更新日:2018.09.27 06:00

女子ゴルフ史上最短V「大里桃子」勝みなみ、新垣比菜に挑む

小学生時代

 

「CATレディース」最終日(8月19日)、通算10アンダーで初優勝した大里桃子(20)。プロテスト合格から23日、3戦めという快挙だった。
 

 9月21日から始まったミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン最終日では、リランキングの2回目で13位だったが、27日から始まる日本女子オープンでは、どこまで健闘できるのか。

 

 

 大里は、勝みなみ(20)、新垣比菜(19)と同学年で「黄金世代」と呼ばれる。 

 

「高1でみなみが(プロツアー最年少)優勝したときは、私もその場にいて、すごく悔しかった。でも、強い同級生がいなかったらここまでできてはいないと思います」(大里)

 
 そんな彼女がゴルフを始めたのは、父・充さんの影響。母・美弥さんが述懐する。
  

「動きまわるのが好きで、好奇心旺盛な子供でした。本人が『やってみたい』と言ったものは、やらせるのが我が家の教育方針。
 8歳からゴルフを始めましたが、当時は父親とコースを回ったり、小さな大会に出てみようかという程度。
 ほかにもピアノ、水泳、クラブ活動でバスケや陸上をしたりと、ゴルフは習い事のひとつという感じでした。

 

 むしろ、小6のときに学童オリンピックというのがあって、走り高跳びで県で1位になりました。中学に入っても、ゴルフは平日に何回か練習して、週末にコースに出るという感じで、ほかのお子さんのほうが全然強かったですね」

 

 ゴルフに本腰を入れるようになったのは、中学2年生のことだった。 

 

「全国ジュニアで3位に入ったんですが、このとき『もう少し練習したら、もっとうまくなれるのかな』と思ったようです。また、小学校のころから知っていた勝さんや新垣さんの存在も大きかった。

 

 当時から2人は強く、高校に入学して代表チームに入っていましたが、桃子は入れなかった。

 

 いつかは追いつけという感じでやっていましたが、いちばん悔しかったのは本人でしょう。負けん気は強く、口には出しませんが、悔しそうだというのはわかっていましたから」

 

 現在は、夫婦揃って娘の応援に駆けつける。

 

「主人と娘はツアーでもよく喧嘩をしています(笑)。親子なので言いやすいし、主人も厳しい人なので強く言うみたいです。負けじと言い返すのもすごいんですが。それと主人が冗談で言っていますが、『プロゴルファーのお嫁さんになってほしい』と(笑)」

 

 だが、父の教えはしっかりと娘に届いていた。 

 

「父から『コースでは泣くな』と言われているようで、優勝時は笑顔だったが、会見では何度も目をウルウルさせていた。170センチと体格もよく、飛距離も出る。また、『まだまだ下手。下手は練習しないと直らない』と謙虚さもある。その気持ちがあれば、まだまだ伸びる」(ゴルフライター)

 

 日本女子オープンには、大里だけでなく、勝も新垣も出場する。アマ時代には敵わなかった2人との勝負に注目だ。

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