では、しばらくプロレスから離れてしまっている写写丸世代が、いまの新日本を観るとしたら、何に着目して、どう楽しめばいいだろうか。
「久々に観に行く人は、かろうじて自分が覚えている選手や、自分が観ていたころに若手だった選手を取っかかりにすればいい。昔、観ていたっていうのはとんでもない貯金なので、それをそのままタンス預金にするのは本当にもったいない!」
初めて観に行く写写丸世代にも、鹿島氏は言葉を贈る。
「お気に入りの選手を探すつもりで観ればいい。映画は映画館で観るのが最高なように、プロレスもやっぱり会場で観てこそ。
オカダ・カズチカというスターは、巨人の四番に松井がいたころのように、『この人だけでもずっと観ていたい』と思わせてくれる。彼のドロップキックの打点の高さとか、入場の盛り上がりなんかは、絶対に生で体感すべきですよ!」