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女子バレーのヒロイン「黒後愛」16歳で初めて風邪をひく
スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2018.10.14 20:00 最終更新日:2018.10.18 15:53
9月29日から日本で開催されている、4年に一度のバレーボール世界一決定戦「世界バレー」。10月11日におこなわれた強豪・ブラジル戦は、瞬間最高視聴率23.9%をマーク。3次ラウンド進出も決まり、注目度が急上昇中である。
日本の快進撃とともに大会を盛り上げているのが、チーム最年少の黒後愛(20)だ。
一昨年、下北沢成徳高校を卒業し、Vリーグの強豪、東レ・アローズに入団した。高校時代は、2年連続全国大会でMVPに輝き、Vリーグの2017‐2018シーズンは最優秀新人賞を獲得。
今年6月の国際大会「ネーションズ・リーグ」で全日本デビューを果たすなど、順調にバレー界のヒロインへの道を歩んでいる。
「高校時代から全日本入りしてもおかしくなった逸材です。全日本デビューとなったネーションズ・リーグでは、世界基準のブロック相手に思うようなプレーができなかった。
でも、踏ん切りがついたのか、今大会では思い切ってプレーできています。彼女の強さは、攻撃もブロックも守備もサーブも、すべてに穴がないこと。
特に、弾丸のようなスパイクなど攻撃にパワーがありますが、サーブレシーブは少し苦手。ですが、それもさらなる成長のための伸びしろですよ」(スポーツ紙記者)
バレー以外でも、こんな規格外なエピソードもある。
世界バレー前に放送された『ウソのようなバレーの世界 コレ全部実話っす!!』(TBS系)では、黒後の姉が「愛は16歳まで風邪を引いたことがなかった。初めての風邪で39度の発熱でも自宅トレーニング」という仰天エピソードを明かした。
しかし、そのエピソードに対し、黒後は「風邪は気合い」と笑顔で答える天真爛漫ぶりだった。
「彼女は、チームにいると雰囲気がよくなる “愛されキャラ”。人見知りしないし、物怖じしない性格で、度胸も十分。
高校時代は、チームが決めてほしいときに決める、精神的にも技術的にも実力的にも中心となる、絶対的なエースだった。いずれは全日本でもそういった形でリーダーになれる選手。
黒後と2歳上の古賀(紗理那)の活躍が、日本の今後の躍進に繋がっていくでしょう」(同前)
コート内での弾けるような笑顔も印象的で、どこか、2017年3月に引退した「絶対的エース」木村沙織(32)を彷彿させる。東京五輪に向けて、新たなスター誕生である。