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賞金総額830億…「武豊」をJRA通算4000勝に導いた3人の恩人スポーツ 2018.10.19

 

 9月29日にJRA通算4000勝の偉業を達成した天才ジョッキー・武豊。その獲得賞金は約830億円にのぼる。

 

 

「昨日より今日、今日より明日、少しでもうまいジョッキーになっていたい」

 

 デビューから向上心を宣言しつづけてきた男の横には、いつも強い馬たちがいた。スーパークリーク、メジロマックイーン、オグリキャップ、スペシャルウィーク、ウオッカ、ディープインパクト、キタサンブラック……。

 

 武の騎手人生の栄光を語るには、パートナーであった名馬たちとともに、欠かすことのできない3人の恩師の存在がある。

 

 まず1人は、2016年に亡くなった父・邦彦さん。「ターフの魔術師」と呼ばれた騎手、のちに調教師だ。武のいちばん古い競馬の記憶は、「初めて日本ダービーを勝った夜、父が嬉しそうにしていたのをおぼろげに覚えています」というもの。

 

 中学校の成績は真ん中くらい。チームスポーツは苦手。ふだんはどこにいるかわからないほど目立たなかったという武が唯一夢中になったのが、10歳のときに始めた乗馬。

 

 父の背中を追い、ジョッキーになることを夢見たのは、ある意味、当然のことだった。

 

 2人めは、武の兄弟子にあたる河内洋氏(現調教師)。競馬学校を卒業後、武田作十郎厩舎の所属騎手になった武は、「競馬のことは河内に聞け」という師の言葉に従い、技術から人間関係まで、すべてを河内から学び取った。

 


「河内さんも無口な人で、ひとつひとつ説明してくれるわけではありませんでしたが、後ろにくっついているだけで、ものすごく勉強になりました。

 

 僕のいないところで、親しい調教師の先生に、『ユタカをお願いします』と、頭を下げてくれたり。今の僕があるのは河内さんのおかげです」(武、以下同)

 

 そして最後の1人が、河内にならえ、と武に命じた武田作十郎調教師だ。  

 

 若いころは、独りよがりの競馬をした騎手を、鞭を持って追いかけたという逸話が残っているほど厳しい武田氏だったが、武が出会った際は優しい好々爺だった。

 

「僕にとっては優しい先生。厩舎での仕事は、先生が飲むワインのコルク抜きと靴磨きでした」

 

 そんな武田調教師から、口を酸っぱくして武に何度も教え諭されたのが、「人に好かれる馬乗りになりなさい」という言葉だった。 

 

「いいか、ユタカ。技術だけがうまくなっても、いい馬乗りにはなれない。みんなから信頼される騎手、誰からも愛される騎手になりなさい」と教えられたという

 

 武田氏のこの言葉は、遙かなる道を歩んできた武の道標であったのだ。

 

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