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吉井理人「不良に殺されるヒーロー」役を演じていた高校時代

スポーツ 投稿日:2018.11.01 22:20FLASH編集部

吉井理人「不良に殺されるヒーロー」役を演じていた高校時代

写真:ロイター/アフロ

 

 11月1日、千葉ロッテマリーンズは、1軍投手コーチに吉井理人が就任したことを発表した。

 

 井口資仁監督の初シーズンは5位と低迷し、2年連続80敗を記録するなど、投打ともに補強が必要な2018年のオフシーズン。

 

 

 吉井は、日本ハムの投手コーチ時代にダルビッシュ有(現・シカゴ・カブス)と大谷翔平(現・ロサンジェルス・エンジェルス)を指導。2015年には筑波大大学院に入学し、野球の理論に基づく指導を研究するなど、球界一、探求心がある。
 

 そんな吉井の原点を、かつて本誌が報じている。

 

 名門・箕島高校へ進学し、甲子園には2年の春と3年の夏の2度出場するなど、大会屈指の右腕として注目された吉井。強豪高校では毎日野球漬けの生活かと思いきや、性格はお茶目でクラスの人気者だった。

 

 実は、文化祭で8ミリビデオに主演していた。内容は、女子生徒が不良に絡まれているところを吉井が救い、2人は恋に落ちる。しかし、野球部の同僚に彼女を奪われてしまう。そのショックで川原にたたずんでいると、不良たちが復讐に来て吉井は殺されてしまうというもの。

 

 ハリウッド映画さながらのどんでん返しのストーリーを演じきった吉井少年。終盤、吉井が殺されるシーンでは、自身が選曲したビートルズの「ロング・アンド・ワイディング・ロード」が流れた。

 

 趣味のギターは小学6年生から。中学3年生のときにはフォークバンド「TOMATO恵風」を結成。ゴダイゴやビートルズを演奏し、高校ではロックバンドも結成した。

 

 学生時代すべてを野球に捧げるプロ野球選手が多いなか、吉井はマルチに活躍していた。その行動力こそ、「受け身ではなく自ら考えて練習する」という指導方法につながっているのだ。

 

 吉井投手コーチの探究心で、来シーズン、千葉ロッテのAクラス復帰なるか注目である。

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