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巨人とオリックスが競合「辻内崇伸」昔から巨人が好きでした
スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2018.11.05 20:00 最終更新日:2018.11.06 15:07
2018年も逸材揃いだったプロ野球ドラフト会議。東大合格より難しいといわれる世界に飛び込んだ、かつての「選ばれしエリート」である元巨人の辻内崇伸(30)を訪ねた。
「女子高校野球の大会を甲子園で開催することが目標です」
現在は、サプリメント事業などを展開する「わかさ生活」の正社員として働きながら、女子プロ野球チーム「埼玉アストライア」の監督として指揮を執る。
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ドラフトでは巨人とオリックスが競合。交渉権は巨人が獲得したが、オリックスの中村勝広GMが間違えてガッツポーズするという珍事件が起こった。
「好きなほうを選べといわれれば巨人を選びましたよ。昔から、巨人が好きでしたから(笑)」
巨人での高卒契約金1億円は、松井秀喜以来。当時は推定だったが、本人は「契約金は1億円でしたよ」と明言する。入団後は、将来のエースとして期待されるも、怪我に苦しめられた。
「1年めの春季キャンプで一軍に合流しました。そのときから痛みはあったのですが、せっかくもらったチャンスを潰せないと、投げつづけてしまった」
特に苦しかったのは6年めからの3年間だった。ストレスをパチンコでの散財にぶつけた。
「痛み止めを打ってなんとか投げたストレートも120キロ後半しか出ない。もう無理だと。引退したときは、どちらかというと解放感のほうが大きかったです」
つじうちたかのぶ
1987年12月5日生まれ 奈良県出身 二軍では、通算75試合に登板して12勝10敗。背番号を4度変えるなど再起を図ったが、プロ通算8年間で一軍登板なし
(週刊FLASH 2018年11月6日)