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元大洋・銚子利夫「プロ野球から離れて2年は貯金で食ってた」

スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2018.11.10 06:00 最終更新日:2018.11.10 17:29

元大洋・銚子利夫「プロ野球から離れて2年は貯金で食ってた」

 

 2018年も逸材揃いだったプロ野球ドラフト会議。東大合格より難しいといわれる世界に飛び込んだ、かつての選ばれしエリートである、元大洋「ドラ1」の銚子利夫(57)を訪ねた。

 

「1979年に近鉄からドラフト4位で指名を受けたときは、プロも考えていなかったし、田舎の18歳でしたからね。

 

 

 僕は『公務員になります』と言ったんですが、監督から『ドラフト指名された選手に野球をやめさせるわけにはいかない』と言われて、大学に行ったんです」

 

 法政大学で華々しい結果を残して、満を持してプロ入りした。

 

「当時、監督だった関根潤三さんが『長嶋さんを大洋の監督にしたい』という構想を持っていて『(長嶋さんと同じ千葉の高校の)銚子を獲って、長嶋さんを口説こうとしていた』という噂は聞いたことがあります(笑)」

 

 現役引退後は13年間、横浜での二軍コーチ、その後は編成とスカウトも務めた。

 

「48歳で野球から離れたときは、独立リーグの監督の話もあったんですが、給料的に家族を養っていけないのでお断わりしたんです。2年間は貯金で食っていた。

 

 今はまた社会人のトップチームで、守備コーチとして真剣勝負の場に携われている。本当に感謝ですね」

 


ちょうしとしお
1961年8月24日生まれ 茨城県出身 大洋、広島で活躍。守備のスペシャリストとして定評。プロ10年間の通算成績は433試合、打率.256、3本塁打60打点

 

(週刊FLASH 2018年11月6日号)

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