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元阪神・広澤克実、大学野球で敗けたら「切腹しろ」の不条理スポーツ 2018.11.20

 

「悪質タックル」「奈良判定」が流行語大賞にノミネートされるなど、体育会パワハラが世間を賑わせた2018年。しかし、ひと昔前には、体育会は「理不尽」が日常だった。

 

 今と昔は何が違うのか。理不尽な体育会野球部出身の広澤克実氏(56)を訪ねた。

 

 

 ヤクルト、巨人、阪神で活躍した広澤克実氏(56)は、明治大野球部の故・島岡吉郎監督の元で、明大時代の4年間で3度優勝した。

 

「いまも島岡監督の写真を見ると、背筋がピンとなります」

 

 入部してすぐ、1年生での春のリーグ戦、法政大学との1回戦で負けた夜。メンバー30人が合宿所に集められた。

 

「島岡監督をみんな『御大』と呼ぶんです。いきなり御大が、小刀を畳に突き刺し『これで全員、切腹しろ』ですよ。主将の平田勝男さん(来季から阪神二軍監督)が『御大、明日は絶対に勝ちますから、命だけは』とお願いして。

 

 翌日、本当に勝って、そのときは日本一まで行きました。でも、この先どうなるんだと不安になりました(笑)」

 

「御大」がとくに怖かったのが、早慶に負けたときだ。

 

「夜の3時に起こされて、そこから練習。だから下級生は、早慶に負けた夜はユニホームで寝ていました。

 

 僕は御大から褒められたことは一度だけ。3年生の春、慶應戦の延長で決勝タイムリーを打ったときです。法政戦で3試合連続ホームランを打って優勝しても、ひとつも褒められなかったのに」

 

 広澤氏は3年生のときには、プロ注目の選手となっていた。御大が言うのはいつも同じことだった。

 

「『ここはプロの養成所じゃない。立派な社会人を育て、世に出す場なんだ』と。御大にはプロに行く選手のことより、ユニホームを着られない選手の就職が先だった。各企業の人事部長を訪ねて『この島岡が育てた人間です』と口説くというんです。

 

 いまでも毎年、お墓参りは欠かしません。感謝しかないんです。あの4年間がないといまの自分はないと思う。でも絶対に明大時代には戻りたくない(笑)」

 

(週刊FLASH 2018年11月13日号)

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