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NBAドラフト間違いなし「八村塁」全米で絶賛される
スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2018.11.28 16:00 最終更新日:2018.11.28 16:00
11月26日(アメリカ時間)、全米大学体育協会はバスケットボール男子のランキングを発表し、八村塁が所属するゴンザガ大学が、今季初めて1位に浮上したことを発表した。
八村は11月21日、ディーク大学に勝利して、大会MVPに輝いている。
この試合を受け、米スポーツチャンネルESPNのマイロン・メドカルフ記者は、大谷翔平や大阪なおみと並び、今後、アメリカと海外で有名になるだろうと大絶賛していた。
八村は、『Number Web』2015年9月28日でこう語っている。
「中学に入った頃からNBAに行くという夢があった。コーチが『お前はNBAに行くんだ』ってずっと言って、高い目標を持たしてくれたので、自分もモチベーションを高く持つことができました」
中学のとき、友達に誘われてバスケ部に入部。運動神経抜群で、すぐに頭角を現し、全国でも知られる選手に。中3のときにはすでに身長が190cm近くあったという。
高校は明成高校に入学。全国高校選抜優勝大会(ウィンターカップ)を3連覇するなど大活躍したが、目標は常にNBAだった。
「小さい頃から、ずっとアメリカに行きたいという思いがあって。たぶん、(アメリカの)ノリとかが好きなんだと思います。明るくて自由っていう感じ。そういうイメージがあるので、それが好きなんだと思います」
八村には、NBAだけでなく、アメリカへの憧れがあった。
父はアフリカのベナン共和国出身で、母は日本人。実は、英語がまったくできなかった。
だが、高校バスケット部の代理顧問だった先生に英語をマンツーマンで指導してもらい、メキメキ上達。努力の甲斐あってゴンザガ大学に進学し、1年生から活躍した。ゴンザガ大学は、故郷の富山に似ていて、アットホームな環境が気にいっているという。
ESPNの2019年ドラフト候補選手で12位に入るなど、日本人で初めてドラフト指名されるのはほぼ間違いない。今後の活躍に期待が集まるが、はたして2020年の東京五輪はどうか。
日本は開催国だが、FIBA世界ランキングで49位だけに、出場権が与えられるかどうか微妙なところ。現在2019年のワールドカップアジア2次予選でF組4位につけており、この結果が東京五輪出場に大きく影響する。日本代表にはぜひ頑張ってもらい、八村の姿を東京五輪で見たいものだ。