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高卒BIG3キャンプ情報「藤原恭大」は自己投資に140万円
スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2019.02.13 06:00 最終更新日:2019.02.13 06:00
中盤を迎えたプロ野球の春季キャンプ。話題の中心はなんといっても日本ハムの吉田輝星(18)。沖縄でのキャンプは、2軍編成にもかかわらず、初日には若い女性を中心に200人ほどのファンが詰めかけ、吉田は丁寧にサイン対応をしていた。
中日・根尾昂(18)、ロッテ・藤原恭大(18)とともに「高卒BIG3」として期待の逸材だが、球団の描くデビュー計画は?
「自主トレから『キャンプは2軍スタート』と明言されていたように、じっくり育成していくことを決めている。1軍が合流する2月16日の紅白戦で投げる予定だが、開幕は2軍で迎えることが濃厚。栗山英樹監督の親心として、2018年の清宮幸太郎と同じデビューを描く方針です。
4、5月の連休シーズンに1軍で『顔見せ』をして、再度2軍で育成になるでしょう。評判がいい報道が目立つが、現段階はそれほど状態がいいとはいえません」(日ハム球団関係者)
メディアの取材に対しても、サービス精神が旺盛だと評判の吉田。ある担当記者も、「紙面で盛り上げすぎた」と語る。
「各スポーツ紙とも吉田にいちばん大きくスペースを割いている。だが、ブルペンでも球のばらつきが目立ち、まだまだ荒削り。とはいえ、マイナスの記事は書きづらい。翌日の取材に影響するから(苦笑)。
『カーブが、メジャー最強左腕のカーショー級だ』と報じたスポーツ紙もあったが、球団関係者も『やりすぎだよ』と笑っていた」
一方、右足ふくらはぎの怪我で出遅れた根尾だが、監督からの「寵愛」は変わらない。
「リハビリの段階から与田剛監督が、『1軍を肌で感じたほうがいい』『(昇格条件は)動きに問題ないこと』と発言しており、逆にまわりが心配するほど、開幕1軍に監督自身が意欲的。
根尾は非常に頭がよくて、超がつくほど真面目。人に流されることなく、自分の世界に入り込む性格で、質問の返答にもブレがない。
ただ、リップサービスをするようなタイプではないだけに、毎日取材するとなると記者泣かせです……」(中日担当記者)
野茂英雄氏など球界の大物OBたちと、次々に対面した根尾。山本昌氏には、「打球の上がり方は、松井秀喜に似ている」と評価された。
そんななか、BIG3で唯一、キャンプのスタートを1軍で迎えたのが藤原だ。1軍という期待の大きさと練習の疲れからか、藤原は毎晩夕食後すぐに就寝するそうだ。
「自分への投資として、約100万円の超音波治療器と約40万円の電動リクライニングベッドを購入して入寮するなど、プロの心構えができている。
井口資仁監督は首脳陣に、彼の打撃をいじることを禁止して、好きなように打たせている。『金の卵』として、期待は大きいです。
ロッテは昨季から主催公式戦全試合の放送契約を日本テレビ系のCS局『日テレNEWS』と結んだ。さらに2019年は石垣キャンプを生中継し、藤原を目玉として放送している。怪我など、よほどのことがない限り、キャンプは1軍のまま。
さらに、2019年から1軍登録できる人数が1人増えた。話題作りとして、その枠を使って藤原の開幕1軍というのも十分にあります」(ロッテ球団関係者)
BIG3は「球界の希望」との呼び声も高い。各球団とも、育成は計画的に。
(週刊FLASH 2019年2月26日号)