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激痛に耐え…執念の二刀流「大谷翔平」全長17cmの手術痕

スポーツ 投稿日:2019.02.24 06:00FLASH編集部

激痛に耐え…執念の二刀流「大谷翔平」全長17cmの手術痕

(写真:アフロ)

 

「2018年までに比べると、明らかに二の腕、肩周りは太くなっているし、大胸筋も盛り上がっています。これほど体が大きくなっているとは予想外でしたね」(現地記者)

 

 2月14日(日本時間)、大谷翔平(24)がメジャー2年めのキャンプインを迎えた。日本からも大勢の報道陣が駆けつけたが、冒頭のように体の大きさに驚かされたという。

 

 

「肉体改造」には負のイメージもつきまとうが、打者・大谷にとってこれは吉兆である。

 

 大谷がプロに進んで、最初に肉体改造で体重を増やしたのが、日本ハム時代の2016年1月。この年は、打率.322、22本塁打、67打点と、打者としてキャリアハイの成績を残したシーズンなのだ。

 

「そのことからもわかるように、2019年の体は完全に打者仕様。相当、気合を入れてトレーニングしてきたのだろう。本人はウエイトトレーニングをしてマッチョになった体を鏡で見て、自己陶酔するタイプみたいですよ(笑)」(同前)

 

 ところで、気になるのは2018年10月にトミー・ジョン手術でメスを入れた右肘。とても大きく見える17センチ(本誌推定)の手術痕は痛々しいが、リハビリは順調に進んでいる。

 

「筋肉を固まらせないためにも、術後まもなく手探り状態で、リハビリを兼ねたウエイトトレーニングを再開した。開始から3週間ほどはあまりの痛さに、大谷といえども苦悶の表情を見せていたようだが、その後は周囲から『痛くないか。大丈夫か』と気遣われても、気丈に振る舞っていた」(球界関係者)

 

「二刀流」への執念で、辛い時期を乗り越えた大谷。投手としての復帰は2020年以降になるが、打者としては、すでに素振りも始めている。一般的に、打撃でもっとも負担がかかるのは、『押し手』と呼ばれる、バットを構えたときに後ろに位置する腕。右投げ左打ちの大谷の場合は左腕だ。

 

 大谷の同僚であるザック・コザート内野手(33)も、2011年8月に『押し手』ではない左肘をトミー・ジョン手術。約7カ月半後、2012年の開幕戦に出場している。

 

 コザート本人も、「打撃面で手術後から肘に影響が出たことはない」と、大谷の復帰に太鼓判を押すという心強い例もある。

 

 そんな大谷に対し、ブラッド・オースマス監督(49)は、「今は5月のどこかを(復帰の)目標にしているが、いつとは言えない。日程を遅らせたほうがよければそうすることもある。トミー・ジョン手術からの『二刀流』のリハビリ自体が新しい分野のことなので」と、慎重さを崩さない。

 

「2018年までのマイク・ソーシア監督は、すでにプレーオフ進出が絶望的な時期に投手・大谷を復帰させ、右肘を悪化させてしまった。それに比べてオースマス監督は、『できるだけ長く二刀流で活躍してほしい』と、大谷をチームの宝物として扱ってくれている」(スポーツライター)

 

 2019年1月にはあるインタビューで、メジャーで日本人が達成したことのない「30本塁打、30盗塁」を目標に掲げていた大谷。打者に専念しても、前人未到の偉業を成し遂げてくれるはずだ。

 

(週刊FLASH 2019年3月5日号)

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