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上林誠知「イチローさんと会った瞬間、雰囲気に圧倒された」
スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2019.03.18 20:00 最終更新日:2019.03.18 20:00
3月20日、7年ぶりにイチローが日本で開幕を迎える。プロ野球選手・上林誠知(23)は、45歳、プロ28年めになったイチローを心から尊敬しているという。
まだ上林誠知が野球少年だったころ、ワクワクしながら待つテレビ番組があった。それは、本場の野球を特集する『MLBハイライト』。お目当ては、もちろんイチローだ。
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「あの舞台で毎日のようにヒットを打っていましたから。とにかく見るたびに打つ。ただ小学校の低学年でしたから、それがどれだけ凄いことかは、わかっていなかったんだと思います。自分でも将来、いつかは同じようにできるようになるんじゃないかと思っていましたから(笑)」
イチローの「凄さ」について、上林は体の強さをあげた。
「大きな怪我をしないじゃないですか。162試合と長丁場なので、どこかしら痛い部分はあると思うんですが、離脱することがめったにない。
それが長く現役でいる秘訣だと思います。技術的な凄さは、もう数えきれない。でも、いちばんはバットを体の一部として扱えるというか。
アメリカでは “魔法の杖” みたいな言われ方をされていますよね。まさにそのとおりだな、と」
2年前には、その憧れの存在とついに自主トレをともにする好機に恵まれた。
「もう野球少年になっていましたね……。テレビの中の人だったので、会った瞬間にその雰囲気に圧倒されました。でも気さくな方で、いろいろ話しかけてくれた。
『WBCや五輪には興味あるの?』とか。『あります』と答えました。『メジャーにはいつ来るの?』はあったか? いえいえ、そんな話はされなかったです(笑)。
でも、イチローさんは50歳(現在45歳)まで現役と言っていますし、そのとき僕は29歳ぐらい。ちょうど挑戦できるかどうかの年なので、向こうで会えたらいいですね。
それには、まず日本でトップにならないと。まだ挑戦権はないので、まずはそこを目指します」
再会が待ち遠しいという。
「また会えたら、いろんなことを聞いてみたい。惹きつける理由? 人とは違うことをすることですかね。いわゆる変人。変人の定義を言葉で表わすのは難しいですが、好きですね。僕自身もかなり変人だと思っていますから(笑)」
(週刊FLASH 2019年3月26日号)