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世界選手権に強行出場「羽生結弦」東京五輪では聖火ランナー?

スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2019.03.25 06:00 最終更新日:2019.03.25 06:00

世界選手権に強行出場「羽生結弦」東京五輪では聖火ランナー?

 

 羽生結弦(24)は、世界選手権に強行出場する。

 

「足首の怪我は、まだ完治していない。自身も『足首はゆるゆる』と言っているし、怪我は癖になっている可能性がある。それでも世界選手権に出る理由は2つある。

 

 ひとつは、開催地が日本で、ホームだということ。プライドが高い彼は、『自分のために用意された舞台』だと感じ、そこに自分がいないなんて考えられないのだろう。

 

 

 もうひとつはライバルの存在。宇野昌磨は成長著しいし、ネイサン・チェンは全米選手権で、非公式ながら羽生の世界最高得点を上回った。その2人に『まだまだ負けない』と、結果で示すつもりなのだろう」(スケート連盟関係者)

 

 2018年12月の全日本選手権を欠場したこともあり、3月20日開幕の世界選手権のチケットは、争奪戦となっている。5日間観戦できる通し券は、最高10万円だが、一部では40万円以上で転売されているという。

 

 この金額が示すように、羽生は「今、日本人でもっともカネを生む選手」と認識されている。ところが当の本人は、お金には無頓着のようで……。

 

「錦織圭や大坂なおみ、ダルビッシュ有のような大物選手は、マネジメントを芸能事務所やスポーツマネジメント会社にまかせるのが普通。ところが、羽生はどこにも所属していない。

 

 羽生のCMの年間契約は最低でも1億円。それもつき合いの深い企業は、信頼関係から格安で出演してもらっているケースがほとんど。1億5000万円でも払う企業は多くあるのに無関心。うちと契約してくれれば、今の年収の5倍にできるんだけど……」(大手芸能事務所幹部)

 

 羽生にとってお金の話は、雑音でしかないのかもしれない。その証拠に、これまでも五輪の功労賞金や著書の印税などを、東日本大震災の被災地に寄付している。

 

「現在、期間限定で販売されている、羽生監修のLINEスタンプの売り上げは、すべて災害復興支援特別基金に寄付される。過去に地元・仙台のスケートリンクの改修費、送迎バスを寄贈するなど、その総額は1億円を超えるといわれている」(担当記者、以下同)

 

 気になるのは、世界選手権後の去就だ。

 

「2022年北京の冬季五輪は27歳で迎えるため、選手としてのピークは過ぎている。本人も、北京を目指すとは言っていない。

 

 むしろ、誰も跳んだことがない4回転半を成功させれば、引退を表明するかもしれない。羽生は、誰もやったことがないことに挑戦するのが何より好きだから」

 

 一方、2020年夏の東京五輪には並々ならぬ関心を寄せているという。

 

「『東京五輪には関わりたい』と口にしています。五輪が近づく2020年5月ごろから、日本にベースを移すことも検討しているようです。そうなれば、聖火ランナーとしても重要な区間を担当するはず。

 

 また、IOCの『アスリート委員』に興味を持っていて、引退後は冬季五輪の誘致活動に精力を注ぎ、地元・仙台でフィギュアを開催したいという希望を持っている。同じく地元が仙台で、金メダリストの荒川静香と組めば、実現の可能性は高まります」(別のスケート連盟関係者)

 

 五輪2連覇に国民栄誉賞も受賞。復興支援に尽力する男は、次なる野望を胸に秘めている。

 


(週刊FLASH 2019年4月2日号)

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