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マラソン小出義雄監督「ゴールしたら上を向け」のアドバイススポーツ 2019.04.24

写真・アフロスポーツ

 

 有森裕子や高橋尚子らを育成した、マラソン指導者の小出義雄さんが4月24日、80歳で亡くなった。


 小出さんは、順天堂大学時代に3年連続で箱根駅伝に出場。その後、高校教師として23年間にわたって陸上部の監督を務め、1986年には市立船橋高校を高校駅伝の全国制覇に導いている。1988年からは実業団の陸上部監督として活躍した。

 


 そんな小出さんが注目を集めたのは、1992年のバルセロナオリンピックで有森を銀メダル獲得へ導いたこと。日本陸上女子選手として64年ぶりの快挙だった。


 1992年8月3日付けの毎日新聞によると、本番で有森はトランクスのうしろにタバコを箱ごと縫い付けて走りきったという。


 試合に向けて小出さんは1カ月以上も禁煙していたらしく、有森は「監督が私のために禁煙までしてくれた。その監督のためにも、頑張ろうと思った」と語っている。


 縫ってまで走ったのは、小出さんが当日の朝になって我慢できずにタバコを吸おうとしていたからだという。



 有森は小出さんの訃報を受けて、4月24日に会見を開き、「(監督に)最初に会ったのが私がまったく鳴かず飛ばずのとき。ケンカもしょっちゅうしましたけどね。(自分は)手のかかるアスリートだったと思うので、監督が困っていた顔がよく浮かびます」と発言。


 現役時代には「物事には “せっかく” っていうのがあるんだ。だから意味のないことはない」とアドバイスされ、「どれだけ故障しても、それに意味があると思って立ち向かえた」と、小出さんの言葉が支えになっていたと明かした。


 小出さんを語るうえでもう1人欠かせないのが、シドニーオリンピックで、日本女子陸上界で初めてとなる金メダルを獲得した高橋だ。 


 ゴール直後に笑顔をみせ観客に手を振る姿は日本中に感動を与えた。高橋は「42キロとは思えないほど短かった」と感想を述べている。


 2004年4月9日号の『週刊朝日』のインタビューによると、小出さんは高橋が無名時代に「お前は必ず世界一になれる」と宣言。世界の子供たちに夢を与えられる選手を目指すよう、こんなアドバイスをしたと明かしている。


「スポーツで勝って感激して涙をボロボロ流す人もいるけど、オレとお前は涙を流さないほうがいい。


 ゴールしたら絶対に転んじゃいけない。上を見ろ。そうすると白い歯が見える。それを見た子供たちは、なんでマラソンやっているのに苦しい顔しないのか、うれしそうなんだろう、って思うよ」


 ちなみに高橋も、有森と同様、本番で監督にまつわるあるものと一緒に走っていた。


 2000年9月25日付けの日本経済新聞によると、「本当に高橋はつらい練習に耐えて強くなってくれた」という小出さんの言葉を入れたお守りをユニホームに縫い付けていたという。


 また、小出さんもゲン担ぎに2週間の断酒を行い「これでうまいビールが飲める。こんな酒飲みのへっぽこおやじでも、頑張っていればこういう娘に巡り合えるんだよ」とレース直後に明かしていた。



 高橋も小出さんの訃報に対し、「五輪でメダルがとれたのも世界記録を出せたのも、今の自分があるのも小出監督のおかげです」とコメントを発表。


 さらに「たくさんのことを教わりました。監督の笑顔をもっと見たかったし、お話ももっと聞きたかったです。これからは大好きなお酒をたくさん飲んで、思いっきりかけっこして下さい」と綴っている。



 2人のメダリストとともに歩んだ、小出さんの指導者人生だった。

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