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女性アスリート「CMギャラ」大坂なおみ1億円超の圧勝度
スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2019.04.27 20:00 最終更新日:2019.04.27 20:00
「4月、著名人のCMの年間契約料金が改定されました。そのなかで、5件しかない『億』を超える契約のすべてがアスリートです。なんとしても契約を勝ち取りたい企業は、契約料金を吊り上げて独占しようとするんです」(広告代理店)
「カネさえ積めば契約する」とならないよう、調整役を担うのが大手広告代理店である。今回、本誌は、大手広告代理店が約6000社のクライアントに提示している資料を入手し、男女計115人を抽出し、「男性」「女性」「引退選手」の3つの部門に分けてランキング形式でまとめた。女性部門を紹介しよう。
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女性部門で2位以下に1億円以上の大差をつけて1位に輝いたのが、契約料金が約9000万円の大幅アップとなった、大坂なおみ。米誌『タイム』の「世界で最も影響力のある100人(パイオニア部門)」にも選出され、価値がアップ。東京五輪出場に期待が高まる。
「女子テニスの世界ランク1位となったことで、2年250万ドル(約2億7800万円)が基本に。今年度の大坂の年収は、『錦織圭が昨年度稼いだ38億円を抜いて、50億円に届くのでは?』と予想されています」(キャスティング担当)
それにしても、テニス選手はなぜこうも稼げるのだろうか? そこにはこんな理由が。
「世界的にはサッカー選手なども影響力はありますが、サッカーの試合では、メッシでもロナウドでも、ボールにさわらないことにはクローズアップされません。
しかしテニスは1対1だし、選手がテレビ画面でアップになる回数がきわめて多い。そのため、本来ならいちいち覗き込む必要のない腕時計なども、大きな契約になるんです。これはフィギュアスケートにもあてはまります」(広告代理店)
ちなみにゴルフはというと、「ゴルフはいわゆるブルジョア階級が愛するスポーツで、富裕層への訴求力が非常に高い」(CMプランナー)ため、高額な契約に繋がりやすいという。テニスやゴルフは、まさしく「カネになる」のだ。
17歳という若さで2位タイにつけたのは本田真凜。
「美女が多いフィギュアスケーターのなかでも、愛くるしい笑顔は大人気で、メジャー大会での優勝経験がないにもかかわらず、単独でJALやロッテとの契約のほか、妹でタレントの望結や紗来とともに、読売新聞との大型契約まで結びました。
日本の女子選手全体のレベルが向上した今となっては、なかなかトップに返り咲くのは難しいかもしれませんが、タレントとしてだけでもいけると、CM業界からの期待は高いです」(CMプランナー)
そんなフィギュア界での注目は、2018年度CMゼロから、一気に900万円の値がついた紀平梨花(7位タイ)。 2022年の北京五輪で金メダルを目指す彼女は、2019年から4回転ジャンプの習得に励む。
「あのザギトワを、2018年のGPファイナルで破り、俄然注目度がアップ。いまや名実ともに日本女子フィギュア界の期待の新星です」(キャスティング担当)
次のページでは、女性部門の1〜30位までの、今年度&昨年度ギャラと番組出演料をまとめてお見せしよう。