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朝日山親方が絶賛する小兵力士「炎鵬」の人気が急上昇スポーツ 投稿日:2019.05.24 06:58

朝日山親方が絶賛する小兵力士「炎鵬」の人気が急上昇

『後列左から2人めが、高校時代の炎鵬』

 

 新大関・貴景勝が途中休場し、一時は主役不在となった五月場所で、ひときわ大きな声援を浴びる力士がいる。今場所新入幕の炎鵬(24・宮城野部屋)だ。

 

「大型化している時代に、この小さな体ですからね。幕内まで上がることさえ難しいと思っていました。驚きです」

 

 こう語るのは、現役時代「若貴キラー」として名を馳せた、元琴錦の朝日山親方(50)。現在、幕内力士の平均体重は166kg、平均身長も180cmを優に超えるが、炎鵬は「99kg168cm」。100kg未満の幕内力士は、平成以降では、舞の海らに続き4人めというレアな存在なのだ。

 

 

 初日に185kgの徳勝龍を寄り切ると、三日目には佐田の海を「足取り」で破る曲者ぶり。六日目は「上手捻り」で、矢後に尻もちをつかせた。

 

 体が倍ほどある大きな相手をバッタバッタとなぎ倒す痛快な取り口、端整なルックスも人気に拍車をかけている。

 

「幕内力士が、ここまで小さな相手とやることはないので、とにかくやりにくい。今は体が大きくなりすぎて、足腰が弱い力士が多い。そこに、うまく炎鵬が『はまって』いるともいえます」(朝日山親方)

 

 比較されるのは、元小結の舞の海だが、「タイプが違う」というのが親方の評だ。

 

「舞の海は多彩な技を出したけど、基本は『左四つ』だった。しかし炎鵬には、これといった型がない。だがそれが、逆に強みとなっているわけです。今まで誰も見たことがない力士を、我々は見ているのです」

 

『右手前が、3歳の炎鵬。両親と兄と』

 

 そんな異才を生み出したのは、相撲が盛んな石川県の古都・金沢。母の中村由美子さん(57)が、子供時代を語る。

 

「夫のすすめで、2つ上の兄と一緒に、地元の道場で相撲を始めました。友哉(炎鵬の本名)は最初、まわしをつけるのを嫌がってたんですけど、始めたら一生懸命やっていました。負けん気が強い子なんです。

 

 足が速かったし、体も柔らかかったですよ。股割りもなんの苦もなくやってました。ただ、兄も夫も170cm以上なんですが、あの子だけ伸びなかった。私(150cm)の遺伝なんでしょう。

 

 あんなに大きな相手と相撲を取っているのを見ると、やっぱり怖いですよ。もちろん勝ってほしいけど、危なくなったら『負けていいから逃げて』と思っちゃいます」

 

 兄弟揃って相撲大会で優勝するなど、地元では幼少期から有名だった。中学時代の同級生には輝(現前頭)がおり、ともに石川代表として全国制覇を果たす。金沢学院大時代には、世界選手権軽量級で2連覇を達成した。

 

 初土俵から、所要13場所のスピード出世で新入幕。八角理事長も「左を差したり、足を取ったり、動いても勝っている。小さい人が大きい人に勝つのが、相撲の醍醐味」と絶賛する。

 

 本人の夢は「同部屋の兄弟子の横綱・白鵬と優勝決定戦を取ること」。来場所以降、番付を上げていけば、横綱、大関との対戦が待っている。

 

「もっと前に出る力をつければ、上位との対戦でもおもしろい。上位の力士は特にイヤでしょうね、こういう相手は。我々のような凡人には、計り知れない発想力を持っている力士ですから、今後まだまだ、場内を沸かせる相撲を見せてくれるはずですよ」(朝日山親方)

 

「令和の牛若丸」が、土俵を颯爽と動き回る。

 

(週刊FLASH 2019年6月4日号)

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