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無駄話せず黙々と走り込み…上原浩治の「雑草魂」を見たスポーツ 2019.05.28

『1999年に新車のセルシオで出勤』

 

 新人20勝に投手四冠、WBCで世界一、そしてワールドシリーズで日本人初の胴上げ投手になった。そこまで成し遂げても、この男は「もうちょっとやりたかった……」と引退に涙を流す。だからこそ、彼を「雑草魂」と称えたい!

 

 上原浩治(44)は、始まりも終わりも涙だった。入団1年めの1999年、いきなり20勝を挙げ、上原は主要投手タイトルを独占した。だが最も印象に残っているのは、シーズン終盤の涙だ。

 

 

 10月5日のヤクルト戦。松井秀喜とホームラン王争いをしていたペタジーニに、当時の長嶋茂雄監督が出した指示は敬遠。逃げることを極端に嫌う上原は人目も憚らず、マウンド上で悔し涙を流した。

 

 あれから20年。5月20日の引退会見でも、「もうちょっとやりたかった」「決めたことなので」と言葉を詰まらせた。

 

『浪人時代に友人と』

 

 東海大仰星高校時代はおもに外野手。プロは夢のまた夢で、一浪の末、大阪体育大学に入学。それも体育の教師になるためだった。けっしてエリートではない。驚くような速球があるわけでもなく、球種はほとんどストレートとフォークの2つ。それでも長く活躍できたのは、逃げない信念があったからだろう。

 

 本誌記者には、忘れられない思い出がある。入団4年めの公開自主トレだ。報道陣のためのサービスのようなもので、なかには真剣にやらない選手もいた。そんななか上原は、無駄話や笑顔をいっさい見せず、黙々と走り込み、投げ込んだ。見ている人がいようがいまいがやることは同じ。「雑草魂」の原点を見た気がした。

 

 グラウンドを離れれば、飾らない性格。練習着などは契約メーカーから提供されるが、いつまでも古いモデルを着つづけ、「新モデルを着てくれ」と促されるほどだった。そのくせ後輩投手が初勝利を挙げると、高級スーツをプレゼントしていた。

 

 初の日米通算100勝、100セーブ、100ホールドを達成。球史に残る大投手は、5月23日に東京ドームを訪れた。そして、監督らへの挨拶でもまた涙を流した――。

 

(週刊FLASH 2019年6月11日号)

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