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オカダ・カズチカの「鉄板出前めし」は道場近くのカツカレー
スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2019.05.28 11:00 最終更新日:2019.05.28 11:00
「ウーバーイーツ」などの宅配サービスが急拡大し、じつはいま空前の “デリバリーブーム” だ。もちろん、老舗の出前も頑張っている。では、超多忙な各界の第一人者たちは、なにをとっているのか。プロレス王者オカダ・カズチカの仕事場を訪ね、とっておきの一皿を聞いた
プロレス界の風雲児、オカダの鉄板出前めしは、尾山台にある太平楽のカツカレー(850円、税込み)だ。同店は、新日本プロレスの道場の近所に店を構え、30年以上、プロレスラーたちの胃袋を満たしてきた。
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「当時、練習生は、自分を含めて3人。朝はガッチリ練習で、昼に『ちゃんこ』を作って食べるんです。ちゃんこは、新日本に入る以前、『闘龍門』時代にメキシコでも作っていたから得意(笑)。
新日本の道場では代々、ちゃんこ番に夕食の出前を選ぶ権利があり、僕は決まって太平楽でした。少しでも体を大きくするため、高カロリーのカツカレーとラーメンのコンビです」
太平楽の店主・山田正文さんによれば、店を始めて間もなく、ラーメンとは別に売りが欲しくて、蒲田のとんかつの有名店に頼み込み、ノウハウを教えてもらったとか。ラーメンの肉厚チャーシューも、噛むほどにおいしさが溢れる。
「ラーメンはどういうわけか、洗濯物を畳んだりしているときに限って届くから、スープを吸い込み、完全に伸びきってしまう(笑)。それでもおいしいんですよ。
カレーもなんの変哲もないけど、『ふつうに旨いってこういう感じだな』と、思い出したように食べたくなる。たまに日曜などに道場に練習に来ると、今でも『太平楽をとってくれ』と若い選手に頼みますね」
連日試合が続くオカダのため、この日は後楽園ホールまで取材班がデリバリー。試合前のため、一口だけ味見をしてもらう約束だったが、「旨い。変わんないなー」と、スプーンを動かす手がしばし止まらなくなった。
おかだ・かずちか
1987年生まれ 愛知県出身 15歳で「闘龍門」に入門後、2007年に新日本プロレスへ移籍。2010年〜2011年、アメリカTNAに武者修行。2019年4月、第69代IWGPヘビー級王座を戴冠した
【SHOP DATA】
●太平楽(東京・尾山台)
・住所:東京都世田谷区尾山台3丁目10-7
・配達エリア:尾山台、等々力、玉堤
(週刊FLASH 2019年5月28日号)