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長友佑都も小野伸二も絶賛「久保建英」ここがすごい

スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2019.06.05 10:10 最終更新日:2019.06.05 10:10

長友佑都も小野伸二も絶賛「久保建英」ここがすごい

写真・YUTAKA/アフロスポーツ

 

「まだ15歳ですよね? 早い時期からプロに加われる環境が整っているから、これから彼のよさがもっと生きてくるんじゃないかと思います」

 

 2017年5月の初対戦後、小野伸二はそう言って、目を細めていた。それは、今季FC東京の快進撃を支え、代表デビューを控える久保建英(18)のことだ。

 

 バルセロナのユースに所属していた当時から、周囲は久保を「天才」と呼んでいた。日本サッカー史上「最高の天才」と称される小野に彼の評価を聞くと、こう讃えた。

 

 

「いや、あの年齢であれだけ落ち着いてプレーできる。僕のときと比較しても、完全に上回っています」

 

 久保が小学生のころ、一緒に自主トレをおこなった長友佑都(32)は、5月30日のイベントで、日本代表に初選出された久保を絶賛。

 

「僕があらためて説明しなくていいくらい才能がある。彼にはいろいろと、サッカーというものを教えてもらいたい」

 

 昨季は横浜F・マリノスへの移籍も経験。元「サッカーダイジェスト」編集長の六川亨氏は成長を評価する。 

 

「J1のフィジカルに慣れたことが大きい。彼はボールを受けてからの一歩めが特別速く、だから相手は置いていかれてしまう。現状、止めるにはファウルしかない」

 

 また、同じレフティで元日本代表MFの岩本輝雄氏(47)も驚きを隠せない。

 

「これまでの日本の天才と、久保が決定的に違うのは、『バルサのDNA』を受け継いでいること。それは戦術眼、視野の広さ、ボールの置き場所など。今後、彼らとは大きな違いを見せていくはずです」

 

 期待は膨らむばかりだ。長年取材するサッカーライターも語る。

 

「ずば抜けた個人技の持ち主だが、周囲との連携もうまく、クラブで力を発揮するのは予想できた。今後は活動時間の短い代表で、どんな連携を見せるか楽しみ。中田英寿、本田圭佑のようなカリスマ性も期待したい」

 

 だが、ご意見番のラモス瑠偉氏(62)は、「過大評価はよくない」と警鐘を鳴らす。

 

「逸材であることは認める。でも、日本の天才は小野伸二だけ。マスコミはもう少し冷静に判断しないと駄目」

 

 かつてスペインでプレーし、厳しさを知る安永聡太郎氏(43)は期待をこめて語る。 

 

「いちファンとしては、バルサのシャツを着てほしい。ただ、甘くないことも事実。各国のスターと争うわけですから。でも、誰かが挑戦しなければ日本のサッカーは明るくならない。それが久保であってほしいと思っています」

 

 歌手の小柳ルミ子さん(66)は、久保と、大ファンのメッシの共演を期待する。

 

「実現すれば彼にとって貴重な財産になる。メッシは生きる教科書。久保くんのサッカーIQには、バルサで学んだことが染みついていますよ」   

 

 トリニダード・トバゴ戦の前日となる6月4日は、18歳の誕生日だった。18歳と1日で代表戦出場となれば、市川大祐に次ぐ歴代2位の年少記録だ。

 

 最後に5月12日の今季J1初ゴール時、一緒に「TTポーズ」を披露したチョコレートプラネットからエールを! 

 

「即座にポーズできるぐらい落ち着いてプレーしていたのが驚きました!(長田庄平)」
「久保選手どんだけ~(松尾駿)」

 

 皆の期待を背負って、「天才」は日本のエースへの一歩を踏み出す。

 


(週刊FLASH 2019年6月18日号)

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