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新小結・阿炎、恩師の店で優勝宣言「師匠を超えます!」

スポーツ 投稿日:2019.07.06 06:00FLASH編集部

新小結・阿炎、恩師の店で優勝宣言「師匠を超えます!」

 

「このお店に来てご飯食べて、常連さんとくだらない話をしながら飲んで。それが楽しいんですよ」

 

 こう語るのは、7月場所では小結に昇進し、新三役となった阿炎(25、小結)。「趣味っていわれても、特にないんですよねえ……」と言いつつ紹介してくれたのが、両国にある「もち豚専門店わとん」だ。

 

 

 必ず注文するという「上とんかつ」と「唐揚げ」をガブリ。上質なもち豚が、この分厚さで680円のコスパだ。店長の常光弘泰さんは、阿炎が小学生時代から通っていた草加相撲練修会の監督でもある。

 

「じつは、うちの両親もこの店の常連。だから高校のときの弁当には、いつもこの店の唐揚げが入ってたんですよ。ここの唐揚げ、最高なんです」

 

 さらに、師匠の錣山親方(元関脇・寺尾)は常光さんの高校の先輩にあたり、師匠もよく顔を出すという。

 

「自分の四股名も、この店で師匠と常光さんと両親が飲みながら決めたそうです(笑)。自分にとっては、ここが東京の家みたいな感じですね」

 

 そう言いつつ、「ここ、もち豚専門店って言ってますけど、本当にもち豚を使ってるんですかねえ、常光さん!(笑)」と、“阿炎節” も飛び出す。気のおけない人たちとのたわいのない会話が、いい息抜きになっているのだ。

 

 阿炎といえば、思い切りのいい取り口と明るいキャラクターで人気。2018年1月場所の千秋楽で、「敢闘賞」受賞後のテレビインタビューの際に、カメラに向かってピースサインをしたのは、もはや伝説だ。

 

「あれは、さすがに師匠にも怒られましたね。でも、『それがお前の個性だからしょうがない』って(笑)。

 

 名古屋で番付は上がりますが、気持ちは変わらないです。常にチャレンジ精神。しかし横綱、大関とやれるのは楽しみです。結びの一番なんて、めっちゃ盛り上がりますよ」

 

 7月場所での目標は?

 

「毎場所そうなんですが、もちろん優勝を狙いますよ。そして将来的には番付も記録も、師匠を超えるのが目標ですね」


あび
埼玉県越谷市出身 錣山部屋 187cm150kg 2013年5月初土俵。2018年1月新入幕。四股名は師匠のニックネームから。高々と足が上がる美しい四股から「四股王子」とも呼ばれる

 

写真・舛元清香
コーディネート・金本光弘

 

(週刊FLASH 2019年7月16日号)

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