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選手も「恥ずかしい」重量挙げテストイベントで丸見え練習場を発見
スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2019.07.06 14:52 最終更新日:2019.07.12 13:18
7月6日から「READY STEADY TOKYO」と題された東京五輪テストイベントが行われている。来年開催される東京五輪に向け、本番と同じ会場で各競技の国際大会などが開かれる予定だ。
そんなテストイベントに行ってみた。
「READY STEADY TOKYO」の最初、7月6日、7日の2日間で開催されるのはウェイトリフティング競技。ふだんは音楽コンサートなどが催される「東京国際フォーラム」が会場となっている。
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東京五輪はチケットの二次抽選の実施が急遽決定するなど、多くの国民が観戦を楽しみにしているが、会場の「東京国際フォーラム」のホールAは約5000人収容。1階席がグレードの高いチケットの「指定席A席」、2階席の前列部分を除いた場所が「指定席B席」となっている。
もしウェイトリフティングのチケットをお持ちの方がいれば、参考にしてほしい。
会場を訪れた本誌記者は「A席」「B席」どちらからの視界も確認したが、コンサートホールということで、上段の席は角度がついており、視界は悪くない。
一方で、「A席」前列は選手が競技をする「プラットフォーム」の前に審判が陣取るため、少し見づらいという印象だった。
テストイベントで設置されていたスクリーンは小さく、選手たちの途中経過を見るのはかなり難しかったが、そこは本番までに改善されるだろう。
ちなみに今回のテストイベントは、「日中韓の国際友好試合」も兼ねて行われたが、観客は入らない「無観客試合」だった。
だが、五輪に向けた「READY STEADY TOKYO」の最初ということで、多くの報道陣が集結。客席はガラガラなのに、カメラ台数は多いという異様な雰囲気に包まれた。
7月6日の午前から行われたのは、ロンドン&リオ五輪のメダリスト・三宅宏実がいる女子49キロ級と、同じくロンドン&リオ五輪代表だった八木かなえがいる55キロ級。
三宅は怪我のため選手紹介時の"顔見せ"だけだったが、八木は試合にも出場。自身でも「目標が達成できた」と語る合計193キロ(スナッチ84キロ、クリーン&ジャーク109キロ)の好記録だった。
そんな八木が試合後の取材で、ある懸念を語っていた。
「練習場が駅と直結のガラス張りで恥ずかしかったです」
というのも、試合に向け選手たちがウォーミングアップする練習場が、JR東京駅から直結のコンコースから丸見えなのだ。
本誌記者も取材後に、JR京葉線に近い改札へ歩いていくと、途中で八木の言っていた「ガラス張り」を発見した。そのときも親子連れなどが興味深げに選手たちの姿を覗き込んでいた。
選手たちには恥ずかしいが、観客には嬉しいサプライズ。東京五輪本番では、座席でなくとも「選手たちの躍動」を体感できる。
なお、五輪期間中は東京フォーラム周辺がチケット保持者のみの入場に規制されるので、今回この様子を見られた人たちはラッキーだったということだ。
東京五輪テストイベントに行ってみたら、思わぬ見どころを発見した。