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連敗をカラオケで気晴らし「阿武咲」初レコーディングに挑戦
スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2019.07.07 06:00 最終更新日:2019.07.07 06:00
「こんな本格的なスタジオでやるなんて、なんか夢みたいですね」
人生初のレコーディングにハイテンションなのは、阿武咲(22、前頭八枚目)だ。
取材日は、知人が阿武咲のために書き下ろしたオリジナル曲を録音。のど自慢が多い角界で、プロレベルの歌唱力を持つことでも知られる。
編曲・プロデュースを担当した専門学校「東京ビジュアルアーツ」の野田剛先生も、「圧倒されました。“マイクのり” する声質もいい」と、大絶賛だ。
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「小学生のころからずっと音楽を聴いてきた。いつでもどこでも、ずっと音楽と一緒です。場所中でも、連敗したときは気晴らしにカラオケに行ったりと、音楽に助けられていることはすごく多い」
EXILEのATSUSHIが所属していたグループ「COLOR」や「DEEP」、清水翔太など、R&B系が好みだという。
「本場所の支度部屋でもずっと音楽を聴いてます。わりとゲンを担ぐほうなんで、先場所はこの曲で負け越したから、今場所はこれ、なんてこともありますね」
新入幕から2年あまり。右膝の大怪我などもあり、ここ1年の番付は前頭中位を行ったり来たりが続く。その間に、同学年のライバル・貴景勝が大関に駆け上がった。
「昔から知ってる仲だし、素直に喜べない自分がいるのも確かです。今は課題をひとつひとつこなしていくだけ。それを続けて、気がついたら三役に戻っていたと、そうなればいいと思います」
おうのしょう
青森県北津軽郡中泊町出身 阿武松部屋 177センチ 160キロ 2013年1月初土俵。2017年5月新入幕。最高位は小結。2018年、怪我により十両に陥落したが、優勝して幕内に復帰
写真・舛元清香
コーディネート・金本光弘
(週刊FLASH 2019年7月16日号)