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新前頭・貴源治、「早く上がってこい」白鵬の言葉に奮う
スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2019.07.08 06:00 最終更新日:2021.07.20 18:23
先場所の十両優勝で新入幕を果たした貴源治(22、前頭十枚目)。兄・貴ノ富士も、先場所の幕下優勝で十両に復帰した。双子力士が、角界に旋風を巻き起こそうとしている。
「中学を出て貴乃花部屋に入門したのが6年前。正直、もっと早く上がれると思っていました」
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新入幕の意気込みを聞くと、迷わず「優勝」と言い切る。
「『まずは勝ち越し』とか、『三賞』とか言うじゃないですか。でも、いちばんに狙わなくちゃいけないのは、優勝しかないですよね」
相撲に対する思いは強い。
「早く横綱、大関と当たりたい。何年か前の巡業で、白鵬関に声をかけてもらったんです。『早く上がってこい。俺が引退するのは、お前らに負けたときだ』と。
相撲界も世代交代といわれる時期が来ると思いますが、そのとき中心にいるのが自分でありたい。大卒力士には、絶対に負けたくないんです」
そんな熱い男がさらに熱く語ったのが、大好きなヒップホップ。
「中学生のころから大好きなんです。憧れていたAK-69さんにライブへ招待していただいたり、仲よくさせてもらっています」
冒頭の写真は仏像のまね……ではなく、敬愛するAK‒69の「69ポーズ」。愛用のiPhoneとエアーポッドは手放せない。ちなみにAK-69は現在、日本でトップといわれるラッパーで、海外の名門レーベルとも契約するヒップホップアーティストだ。
「そういうすごい方たちに応援してもらっているのは励みになります。将来、兄と史上初の “双子横綱” が目標です」
たかげんじ
栃木県小山市出身 千賀ノ浦部屋 191センチ 172キロ 2013年3月初土俵。中学時代はバスケットの有力選手で、あの八村塁と対戦経験も。大関・貴景勝より早く入門した“兄弟子”である
写真・舛元清香
コーディネート・金本光弘
(週刊FLASH 2019年7月16日号)