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日本人初NBAドラフト1巡目「八村塁」に世界がフィーバー

スポーツ 投稿日:2019.07.11 06:00FLASH編集部

日本人初NBAドラフト1巡目「八村塁」に世界がフィーバー

「セレクション」の特設コーナー

 

 7月5日(現地時間6日)に開幕した、NBAサマーリーグに出場している八村塁(ワシントン・ウィザーズ)。7月6日(現地時間7日)のペリカンズ戦に先発した八村の活躍は、現地メディアでも高評価。10月に開幕するレギュラーシーズンでも、活躍できるのだろうか。

 

「プレーのなかで思考を巡らせ、正しい判断ができることを『バスケットボールIQが高い』といいますが、八村選手は、まさにそのタイプ。NBAでも十分、通用すると思いますよ」(バスケットボールジャーナリストの島本和彦氏)

 

 

 さらに、チーム事情も八村に味方する見込みだという。

 

「ワシントン・ウィザーズは、昨季の後半から主力選手を放出し、チームの転換期にあります。八村のポジションはドラフトの補強ポイントでしたし、主力として使っていくつもりでしょう」(『バスケットボールキング』入江美紀雄編集長)

 

 八村は、バスケ界の神、マイケル・ジョーダンの名を冠したNIKEの「ジョーダンブランド」と契約。日本人初の快挙だ。

 

「バスケ選手では約30人おり、ほかに野球のデレク・ジーターやテニスのロジャー・フェデラーなどともコラボしています」(前出・入江氏)

 

 八村のNIKEとの契約金は約1億円といわれるが、活躍次第で八村の名を冠したシグネチャーモデルができるかも……。ちなみに、NBAのスーパースター、コービー・ブライアントの契約金は約17億円だ。

 

 さらに、海を越えた日本でのファンの熱も、すでにかなり高い。

 

「ドラフトの日、ウィザーズのグッズは即日完売しました。正直予想外のチームだったので、在庫のご用意が……。現地からの取り寄せ品も、すぐに完売となりました」

 

 そう語るのは、都内にあるNBAグッズ専門店「セレクション」の岡崎裕樹氏。早くも八村グッズに、注目が集まっているそうで……。

 

「八村選手の背番号『8』が入った公式ジャージも、予約がかなり入っています。入荷は9月で少し先ですが、日本代表の試合もありますし、これからさらに盛り上がるはずです」

 

 日本人選手のNBA入りは、昨年の渡邊雄太に続いて2年連続。渡邊はドラフトではなく、サマーリーグに参加して実力を認められてグリズリーズに入団し、昨シーズンは15試合に出場した。

 

 そして今年は、Bリーグで活躍する馬場雄大、オーストラリアでプレーした比江島慎がサマーリーグに参加し、NBAを目指す。

 

「馬場選手は、富山市立奥田中学校で八村選手の2年先輩です」(前出・島本氏)

 

 八村のプレーにとりわけ注目が集まるが、4選手ともバスケットボール日本代表でもある。

 

「今夏のFIBAワールドカップ、来年の東京オリンピックを占う意味でも、日本人選手のプレーは見ものですね」(同前)


(週刊FLASH 2019年7月23・30日号)

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