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渋野日向子、ソフトボールパワーで国内メジャー連勝目指す
スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2019.09.12 06:00 最終更新日:2019.09.12 06:00
プロゴルファーの渋野日向子と、ソフトボール女子日本代表の上野由岐子が、9月9日放送の『報道ステーション』(テレビ朝日系)で対談した。
小学生のときにソフトボールをやっていた渋野は、上野に対し、「小学生4年のとき北京五輪をずっと見ていて、あの金メダルの瞬間は一生忘れないと思っていて。本当にかっこよくて、ずっと上野さんが憧れで神様」と発言する。
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渋野は、優勝したAIG全英女子オープンで、観客とのハイタッチが話題になったが、その件についてこう話す。
「全英のときにバーディとかをとって、ギャラリーさんが手を出してくれたのでハイタッチしていたんですけど、ゴルフでは、なかなかギャラリーさんとハイタッチする場面はない」
すると上野は、「確かに見ないですね。ゴルフの人たちってショットを打つときに『お静かに』とか(看板が)立つじゃないですか」と頷く。
渋野のこうした習慣には、ソフトボール経験が大きく関係しているという。
「ソフトボールは団体競技なので、みんなヒットを打ったりとか、ベンチに戻ってきたりすると、ハイタッチするじゃないですか。私も小学校のときにそういうのをやってきたので、やっぱりうれしいことは分かち合いたい」と説明し、「団体競技がうらやましいと思う瞬間がある」と語っていた。
8歳のときからゴルフを始め、同時にソフトボールもやっていた渋野。厳しい練習にも耐え、男子生徒の中に混じってプレーし、小学6年のときにはピッチャーとして活躍した。
チームの監督をしていた岩道博志さんによると、当時からビデオを繰り返し見ては上野の真似をしていたそうで、ソフトボール投げでは58メートルを記録したことも。
「6年生のときはエースだったし、よく打つし、塁に出れば足が速いし。主力選手やからな。地区の選抜チームに選んでもらうぐらいの投手だった。でもウチのチームは打力がなかったから、日向子が抑えるけど、1点が取れずに負けるとか。負けるたびに泣いていた」
ゴルフでは右打ちだが、ソフトボールでは左打ちだった。その理由について、岩道さんはこう明かす。
「1塁に近いというのもあったけれど、日向子の場合はゴルフで有利になるようにソフトは左にした。体のバランスを考えてのこと」
9月8日、渋野は上野の134日ぶりとなる復帰戦を観戦したが、見事、目の前でノーヒットノーランを達成。9月12日から始まるコニカミノルタ杯で、新人として初の国内メジャー連勝を目指す渋野は、「神様」上野からもらったパワーで、勝利をつかむ。