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渋野日向子、書道で培った「静と動のバランス」で大逆転優勝

スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2019.09.24 06:00 最終更新日:2019.09.24 06:00

渋野日向子、書道で培った「静と動のバランス」で大逆転優勝

写真:REX/アフロ

 

 9月22日、女子ゴルフ・デサントレディース東海クラシック最終日で、渋野日向子が、首位に8打差の20位から大逆転優勝を果たした。生涯獲得賞金は1億円を突破したことになる。ツアー本格参戦1年目での1億円突破は、日本人では2004年の宮里藍以来だ。

 

 優勝スピーチでは、「全英で優勝してからいろいろ葛藤があったけれど、初日に自分らしいゴルフができた。その週に優勝ができて本当に嬉しい」と語った。

 

 

 渋野は自身のインスタグラムでも、優勝について《いい時も悪い時もどんな時も応援してくださってありがとうございます 沢山の方々に支えられてるんだと、凄く実感しています もっともっと強くなれるよう、また来週から頑張ってまいります》と報告している。

 

 今回、怒涛の追い上げを見せた渋野。勝負どころで見せる集中力と忍耐力は、幼稚園から中学卒業まで習っていた書道教室で養われた。当時、渋野に書道を教えていた先生が、本誌の取材にこう話した。

 

「書道には微妙な集中力が必要です。繊細さと大胆さ、つまり静と動のバランスを取らなくてはいけません。それはゴルフにも通ずるところがあるということで、お父様が習わせていたみたいですね。

 

 渋野さんの字は、大胆で、元気があり、とてもいい字でしたよ。展覧会に出したら表彰されるレベルです。習字教室を開こうと思えば開ける免許状も取得されています。

 

 試合の前や、練習があるときも、必ず来られていましたね。休まないのが当たり前、という感じでした。教室で落ち着いた時間を過ごして、家に帰る。しんどい表情はまったく見せないので、その忍耐強さにはいつも驚いていました」

 

 渋野は優勝会見で、次の目標を「賞金女王」だと明かしている。渋野は現在ランキング2位。1位の申ジエ選手とは約1000万円の差がついているが、その差を埋められるか。

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