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テコンドー独裁体制に反旗が翻るなか…監督は大イビキ爆睡

スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2019.10.10 06:00 最終更新日:2019.10.10 06:00

テコンドー独裁体制に反旗が翻るなか…監督は大イビキ爆睡

 

「選手の治療スペースからイビキが聞こえてきたので、中を覗いたら、よりによって小池氏が寝ていてびっくりしました。不祥事が続いている最中に、何をやってんだか」

 

 こう憤るのは、テコンドー協会関係者。9月27日、幕張メッセで開催された東京五輪のテスト大会中に、代表監督を務める小池隆仁強化委員長(52)が寝ていたことが発覚した。協会関係者が呆れる。

 

 冒頭の画像は、そのときの様子を撮影した動画から抜き出したもの。気持ちよさそうに寝息を立てる小池氏の姿が、約20秒にわたって収められていた。

 

 

「さすがに協会内でも問題になりましたが、『横になったのは休憩時間内。寝てるのとはちょっと違って一瞬目をつぶっていただけ』と苦しい言い訳ばかり。実際は、寝ていた時間に準々決勝と敗者復活戦がおこなわれていました」

 

 反社会的勢力との繫がりが報じられた金原昇会長(65)による “協会私物化” に端を発した、選手の強化合宿ボイコット問題。その一端を、会長の “腰巾着” といわれる小池氏も担っていた。

 

「小池氏は、金原会長の威光を笠に着てのし上がってきた、典型的な『イエスマン』。6月の総会で、小池氏の理事再任が否決されましたが、結局8月末の理事会で再任。これを主導したのが金原会長とされ、選手からの反発が強まりました」(前出・協会関係者)

 

 江畑秀範選手(27)は、「協会に対する信頼はない。現状の体制が続くなら厳しい」と失望感を露わにし、またある選手も不安を口にする。

 

「とにかく残念という言葉以外見当たりません。2人の “独裁” のせいで、有能なコーチがやめています。早く新体制になって、選手ファースト、テコンドーファーストで運営してほしい……」

 

 10月8日、ようやく全日本テコンドー協会が都内で理事会を開いた。予定の4時間より2時間以上長い会議終了後、会見に応じた金原会長から、小池氏の辞任が発表された。組織改革の兆しは見え始めたが、選手ファーストになるかどうかは、まだ予断を許さない。

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