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スポニチ記者・万哲が指南「10.27天皇賞」穴馬はコイツだ!
スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2019.10.26 16:00 最終更新日:2019.10.26 16:00
秋の競馬は「GI戦線」真っ盛り! 10月27日に東京競馬場でおこなわれる伝統のGI「第160回 天皇賞(芝2000m)」をガイドしてくれるのは、『スポーツニッポン』の「万哲」こと小田哲也記者。万馬券ハンターが、“激走パターン” から見つけた穴馬を指名する!!
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「アーモンドアイ」「サートゥルナーリア」の “2強対決” が注目の一戦。波乱が多いレースだが、その理由は「ここが大目標ではない馬が人気になる」からだ。
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この後の「ジャパンカップ」、あるいは香港遠征を念頭におき、「とりあえず天皇賞」という馬は多い。今回の2強も、今秋の大目標は、おそらくここではない。そこに穴党のチャンスがあるはずだ。
穴馬の多くが「毎日王冠」をステップにしている。が、2019年の出走馬で「これ」という馬は見当たらない(「ダノンキングリー」は別路線の見込み)。そこで注目は、「宝塚記念」からの直行組。過去10年でも2勝(「ブエナビスタ」「キタサンブラック」)、2着が延べ4頭。これを狙わない手はない。
「スワーヴリチャード(牡5/栗東・庄野)」は、2018年の「大阪杯」勝ち馬だが、典型的なサウスポー。前走の宝塚記念も、3着に頑張ってはいるが、左回りのほうが、走りは圧倒的にスムーズになる。2018年は10着に大敗したが、スタート直後に不利を受けてのもので度外視。
「アルアイン(牡5/栗東・池江)」は、2000mのGIを2勝。ベストの距離で大目標はここだろう。2018年は瞬発力勝負で切れ負けし4着だったが、とにかく大崩れしない強さがある。成績のわりには不思議と人気がないのも、穴党には大きな魅力だ。
「札幌記念」からの直行も、天皇賞への “隠れ王道” だ。「トーセンジョーダン(2011年)」や、「モーリス(2016年)」のがこのケース。2019年は、「ワグネリアン(牡4/栗東・友道)」だ。ダービー馬だが、血統面からも、最適距離は2000mではないか。重賞2勝の東京コース。最高の条件が揃う舞台で一発あり。
一方、前走「オールカマー」4着で株を下げたのが、2018年の覇者「レイデオロ(牡5/美浦・藤沢)」。あのレースを見る限り、本番での巻き返しは難しそう。だが、GIの速いペースになれば一変の可能性も。人気が極端に落ちるようなら買ってみたい。
【天皇賞(秋)の穴馬激走パターン】
(1)毎日王冠で負け、人気の盲点に(「エイシンフラッシュ」「ステファノス」など)
(2)宝塚記念からの直行(「スクリーンヒーロー」「レインボーライン」)
(3)札幌記念から、2000mに重点(「トーセンジョーダン」)
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次のページでは、過去の天皇賞(秋)での穴馬の活躍を、データで紹介する。