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野村貴仁が明かす「日本シリーズ」松井秀喜より怖いのは…
スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2019.10.30 11:00 最終更新日:2019.10.31 16:00
100試合以上おこなわれるペナントレースとは違い、負けたら終わり、甲子園さながらに本気でぶつかる「日本シリーズ」。日本一を争う場では、「最高峰の仕事」が勝負の行方を左右してきた。その舞台裏にあった「ドラマ」を聞くべく、元オリックスの野村貴仁さん(50)を訪ねた。
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震災後の神戸に歓喜をもたらした、1996年のオリックスの日本一。その立役者は、松井秀喜を抑えた野村さんだ。第1戦のピンチで松井からカーブで三振を奪ったとき、「松井には野村」という起用法が確立した。
「当時のパ・リーグは、清原(和博)さんら強打者揃いでしたが、ここらへんを抑えていたので。松井も若かったし、『まっすぐをファウルした後、カーブを低めに集めて勝負を決めよう』という感じでした。
僕は左投手なんで、右の落合(博満)さんとの対戦が怖かったですね」
今は高知に住み、2018年10月から大工仕事も始めた。
「まだ雑用ばっかり。掃除はうまくなりました。じつは高いところがダメなんで、屋根も上れなかったんですよ(笑)。
前から農業もやってます。カナブンにトウモロコシをやられたり、イノシシにコメをやられたり……でも、いまはサツマイモを400本植えて、200本が育ってます。11月からは『野村の部屋』という飲み屋も始めます。野球の秘話なんか話したいです」
のむらたかひと
1969年1月10日生まれ 高知県出身 ドラフト3位で1991年にオリックス入団。1998年、トレードで巨人へ移籍。2002年には米・ブルワーズで21試合登板
(FLASH DIAMOND 2019年11月15日増刊号)