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屋鋪要が明かす「日本シリーズ」ダイビングキャッチの真相は
スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2019.10.31 11:00 最終更新日:2019.10.31 15:56
100試合以上おこなわれるペナントレースとは違い、負けたら終わり、甲子園さながらに本気でぶつかる「日本シリーズ」。日本一を争う場では、「最高峰の仕事」が勝負の行方を左右してきた。その舞台裏にあった「ドラマ」を聞くべく、元巨人の屋鋪要さん(60)を訪ねた。
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センター守備の「名人」と呼ばれた屋鋪さんの見せ場は、1994年の西武との第2戦、1-0で迎えた最終回にやってきた。二死二塁、ライナーの打球をダイビングキャッチし、同点のピンチを救ったのだ。
「1993年のオフに膝を手術し、あの年は週に2度注射を打ちながらだったので、万全の状態ではなかった。じつは先頭打者の打球もスタートが遅れ、無死二塁にしてしまった。
あのキャッチも、脚が思うように動かずダイビングに……。皆さんに言われるような『いいプレー』だとは思えません」
ただし、このキャッチで流れは巨人に傾き、長嶋巨人として初の日本一となった。
現在は月曜から金曜まで、それぞれ別の場所で野球スクールを開催。同時に鉄道撮影、Nゲージの鉄道模型でレイアウトや車両を作成。鉄道文化人としても活動中である。
やしきかなめ
1959年6月11日生まれ 兵庫県出身 ドラフト6位で1978年に大洋入団。俊足の高木豊、加藤博一とともに「スーパーカートリオ」として活躍。1994年巨人に移籍。ゴールデングラブ賞5回、盗塁王を3回獲得した
(FLASH DIAMOND 2019年11月15日増刊号)