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ダルビッシュ快投の秘密は自宅レスリング場での妻子合同トレスポーツ 投稿日:2016.06.03 06:00

ダルビッシュ快投の秘密は自宅レスリング場での妻子合同トレ

写真・AFLO

 2015年3月、肘にメスを入れるという、投手生命に関わる手術を受けながら、この男は凄みを増して帰ってきた。

 

 2月に始まったキャンプ。ダルビッシュ有(29)の姿に、報道陣は言葉を失った。体全体がバランスよく大きくなり、「これまでの服が着られなくなった」という言葉も納得。体重は、自己最高の107キロまで増量されていた。

 

 変わったのは肉体だけではない。所属事務所の方針で、日本のメディアにも愛想よく接することが日常化。

 

 オフに野球賭博が問題になり、ある記者が、「携帯電話を調べられても大丈夫ですか?」と、今までなら凍りつく質問を投げた際も、「まったく問題ない。ただ、僕がヲタクレベルの筋肉マニアだってわかるだけですけど。レシピからトレーニングメニューなども、ここに入っています」と、大人の対応だった。

 

 ここまで大きく変わったもうひとつの要因が、まだ入籍の発表はないが妻の山本聖子(35)、そして、2015年7月に生まれた男の子の存在だという。

 

「彼はブログなどで自分の言葉を発しているが、驚かされたのが『家族の存在の大切さがわかった』という言葉。そういう感傷的なことを言うタイプではなかった。苦しいリハビリを乗り越えられたのは、家族との時間があってという実感がこもっていた」(現地記者)

 

 その証拠に、ブログでは「我が家にはなんと…レスリングルームがあります。ここではストレッチしたり、子供のトレーニングをしたりしてます」と、嬉しそうに綴っているのである。

 

 実際に、赤いレスリングマットの上で、子供と一緒にトレーニングをおこなうダルビッシュの写真がアップされている。

 

 また、近しい関係者には妻のことを「今まで出会った女性のなかで、すべてにおいて相性がいい。なぜもっと早くに知り合わなかったのか」と大絶賛。

 

 サプリメントや炭水化物の摂り方のアドバイスを受け、トレーニング論に関しても夜を徹して話し合う。聖子は、現役引退後も夫と一緒にトレーニングをおこなうことがしばしばだという。

 

 これまでも多くの選手がトミー・ジョン手術(肘の靱帯断裂の再建手術)を受け、復帰を果たした選手は80%超といわれるが、全盛期の成績を上回った選手はいるかというと、疑問符がつく。

 

 だが、その定説は「ダルビッシュにはあてはまらない」と、メジャー評論家の福島良一氏は語る。

 

「成功例を統計的に見ると、術後1年2カ月後の復帰が理想的といわれていて、ダルビッシュの場合もこれにあてはまります。この手術をするならば、若ければ若いほどいい。30歳を過ぎるとどうしても回復が遅くなり、大塚晶文、松坂大輔、藤川球児らは全盛期にほど遠い球しか投げられなくなりました。でも、ダルビッシュは28歳でのこと。しかも研究熱心で、球速も出ているし、期待のほうが大きいですね」
 

 658日ぶりのマウンド。ダルビッシュは、5イニング81球のボールを投げ、最速158kmを記録するなど絶好調。ダルビッシュの第二の野球人生の幕が開けた。

 

(週刊FLASH 2016年6月14日号)

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