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フィギュアNHK杯、紀平梨花がザキトワを一歩リードの理由
スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2019.11.22 06:00 最終更新日:2019.11.22 06:00
GPシリーズ最終戦となるNHK杯が11月22日に開幕する。今季のGPシリーズは、4回転を跳ぶロシア選手たちが話題をさらってきたが、今大会は不在。もっぱら、「紀平梨花(17)がカナダ大会の雪辱を果たせるか」に注目が集まる。
「4回転を跳ぶ選手がいないぶん、ジャンプではなくプログラム全体で争う、見応えのあるおもしろい大会になる」と話すのはフィギュア関係者。
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「紀平、ザギトワ、コストルナヤの3人の優勝争いになる。紀平はカナダ大会ではフリーの最初のトリプルアクセル(3A)の着氷で減点されてしまったが、ほかは、ほぼノーミスで、コンディションはいい。
フランス大会で優勝したコストルナヤは、スケーティングが美しく、ジャンプも高さがある。ザギトワは彼女に敗れたが、プログラム構成はレベルが高く、安定感がある。
ジャンプでは、紀平とコストルナヤが跳べる3Aをザギトワは跳べないので、ここは2人が一歩リード。小さなミスが勝敗を分ける拮抗した勝負になるはず」(前出・関係者)
紀平は昨季の今大会で、日本女子歴代最高得点を出した。強豪ロシア勢を破り、2連覇なるか? 以下では、女子の注目選手を紹介する。
【11月22日「NHK杯」女子注目選手】
●紀平梨花(17)
2018年のNHK杯は、GPシリーズ(以下、GP)デビュー戦にして初優勝。GP今季自身初戦のカナダ大会では、ショートでトップになるも、フリーで、4回転を3本成功させたロシアのアレクサンドラ・トゥルソワ(15)に逆転された。NHK杯は連覇を目指す。
●山下真瑚(16)
シニア2年めとなる今季、GP初戦のアメリカ大会ではジャンプの回転不足とミスが響き、まさかの12位。本人も体力不足の改善を課題に挙げており、後半でのジャンプが勝負のカギ。
●横井ゆは菜(19)
迫力のあるジャンプを跳び、GP前の西日本選手権では2位に30点近い差をつけて完勝した、今季シニアデビューの “期待の星”。さばさばした性格で、「 “いやらしい演技” を目指す」と、新聞取材に回答。妹の、きな結(14)もフィギュア選手。
●アリーナ・ザギトワ(17)
秋田犬・マサルを溺愛し、アニメ、ラーメン大好き日本通で、愛くるしいルックスが日本でも大人気の、平昌五輪金メダリスト。今季初戦のフランス大会ではロシアの後輩、コストルナヤに敗れて2位。雪辱を果たせるか。
●アリョーナ・コストルナヤ(16)
今季シニアデビューも、完璧なトリプルアクセルを武器に、GPフランス大会で優勝を飾った、ロシア期待の新鋭。身長151cmと小柄だが、リンクに立つと伸びやかな演技で観客を魅了し、「滑っているのではなく浮いている」と称される。
●イム・ウンス(16)
韓国では、“キム・ヨナキッズ三銃士” と呼ばれるひとり。スピンが持ち味で、レイバックスピンが見どころ。カナダ大会で、韓国勢ではキム・ヨナ以来のメダル獲得となった “三銃士” のひとり、ユ・ヨンに続けるか。
(週刊FLASH 2019年12月3日号)