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イチロー引退に八村塁の大活躍…2019年スポーツの名場面!
スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2019.12.14 06:00 最終更新日:2019.12.14 06:00
●八村塁(21)「NBAドラフトで日本人初の1巡目指名」/6月21日
ニューヨークでおこなわれた、米プロバスケットボールNBAのドラフト会議。ゴンザガ大学に所属する日本のエースが、ワシントン・ウィザーズから1巡目、全体9位で指名を受ける。
日本人初の快挙で同チームに入団した八村は、12月4日の試合でも15得点をマークし大活躍中。
●石川遼(28)「3年ぶりのツアー優勝は初の国内メジャー制覇」/7月7日
腰痛などに悩まされ、2016年8月以来、優勝から遠ざかっていた。日本プロ選手権は、大雨で初日が順延となり、最終日は36ホールの勝負。驚異的な追い上げで黄重坤(ハン・ジュンゴン/27・韓国)とのプレーオフでイーグルを決めての復活劇。
「夢なのかと」と涙を流した。
●渋野日向子(21)「42年ぶり海外メジャー制覇でシブコフィーバー」/8月5日
2位と2打差の単独首位で最終日を迎えた、全英オープン。3番で痛恨のダブルボギーを叩き、一時は首位を譲るも、後半に入って4バーディ。これを入れたら優勝という18番で、6メートルのバーディパットをねじ込み、リゼット・サラス(30・米)に競り勝った。
1977年の樋口久子以来となる日本人海外メジャー制覇。海外でも “スマイリングシンデレラ” は、大絶賛された。
●星稜高校・奥川恭伸(18)「5試合512球の力投も決勝で散る」8月22日
夏の甲子園5試合では、最速154kmの512球を投げきり、おおいに盛り上げた。履正社との決勝では9回127球、11被安打6奪三振2四死球の3−5で敗れたが、ドラフトでは3球団から1位指名を受けヤクルトに。
ロッテに入団する佐々木朗希投手(18)との勝負も楽しみ。
●ラグビー日本代表「W杯初の決勝トーナメント進出」/10月13日
勝ち点差で決勝トーナメントに進出できなかった、4年前の悔しさを胸に戦った日本代表。福岡堅樹(27)が2トライ、松島幸太朗(26)、稲垣啓太(29)もトライを決めて、28-21でスコットランドに快勝。「ONE TEAM」で予選リーグを全勝、初の決勝トーナメント進出を果たした。
決勝トーナメントでは南アフリカに3-26で敗れはしたが、日本中がラグビーフィーバーに沸いた、約1カ月だった。
●井上尚弥(26)「レジェンドを破り “世界最強モンスター” に」/11月7日
ワールドボクシングスーパーシリーズのバンタム級トーナメント決勝。井上の憧れだった、5階級制覇のノニト・ドネア(37・フィリピン)との勝負は、互いに譲らぬ激闘。11回に井上が強烈な左ボディでダウンを奪い、3−0の判定勝利。井上は右目眼窩底骨折も最強王者に。
●【番外編】炎鵬(25)「小さい体で大ブームに」
2019年、大相撲で大ブレイクした力士といえば、宮城野部屋所属、前頭六枚目の炎鵬だ。身長168cm、体重は幕内最軽量98kgの小さい体ながら、技とスピードで相手の懐ろに潜り込み、大型力士たちを倒していく姿に、場内は拍手と歓声で大盛り上がり。さらにその甘いマスクで、女性ファンのハートを鷲掴みにしている。
あおしまけんた
1958年4月7日生まれ 新潟県出身 慶應義塾大学卒 元プロ野球選手でスポーツライター。日本医療科学大学の客員教授を務める
※文中一部敬称略。年齢は12月10日時点、日付はすべて日本時間
(週刊FLASH 2019年12月24日号)