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箱根駅伝、駒澤大学の注目は監督の檄と「Wなかむらたいせい」
スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2019.12.29 20:00 最終更新日:2019.12.29 20:00
107cmKカップ乳を武器に、ライター兼底辺グラドルとして活動する吉沢さりぃが、大好きな「箱根駅伝」の見どころを明かす。第2回は駒澤大学。
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全日本大学駅伝は最多12回の優勝。箱根駅伝では4連覇をはじめ、6回の優勝を誇り、「平成の常勝軍団」と呼ばれていた駒澤大学。チームカラーは藤色だ。
駒澤といえば、激しい叱咤激励を飛ばすことで有名な大八木弘明監督(61)率いる熱血軍団として知られる。監督が車からマイクで選手に指示を出せるポイントがあるのだが、そこで「男だろ!」をはじめとする名文句が生まれている。
ほかにも「白バイを抜け!」「練習は嘘をつかんぞ!」「もうここまできたら区間賞! 脚とか関係ない!」「男になれ!」「頭から突っ込め!」「お前たちは何も悪くない、俺のせいだー!」など など。
わざわざ大八木監督の檄を聞くために、現地に足を運ぶ熱心なファンもいる。そして不思議なことに、他校の選手も大八木監督の檄が聞こえるとペースアップするというから驚きだ。もはや箱根名物である。
なかでも「男だろ!」はいちばん有名で、シード落ちしてしまった2018年から、監督の写真と「男だろ!」の言葉が入ったうちわまでできた。ちなみに、これは監督の還暦祝いに作られたものだという。
そんな熱血指導の名物監督には、こんなエピソードもある。2011年の箱根2区で、撹上宏光選手(当時2年)に、大八木監督が自ら給水を渡そうとしたところ、選手が「大丈夫!」と拒否し、そのまま走り去ってしまった。
それを監督が「もらっておけ!」と猛追した結果、転倒して左太腿を強打。早めの給水をさせたいという親心だったが、「肉離れで明日は給水できない」と苦笑いしつつ、「ああいうときはもらっておけ!」と叱ったそうだ。
記憶に新しいのが、MGC(マラソングランドチャンピオン)で、駒澤OBの中村匠吾選手(27)が優勝し、東京五輪に内定したこと。中村選手は、卒業後も大八木監督の指導を受けており、ゴール後に監督は男泣き。
中村選手は駒澤初の五輪ランナーであり、MGC前に大学生と一緒に練習したこともあり、先輩の魂の走りに、現役生たちも心に期するものがあるだろう。
2019年の箱根駅伝、駒澤のキーマンは「Wなかむらたいせい」。出雲駅伝5区を中村大成選手(4年)、6区を主将中村大聖選手(4年)が走り、同姓同名同学年のタスキリレーとして話題になった。
熱血監督の「男だろ!」の檄で、令和に常勝軍団復活なるか?
吉沢さりぃ
1985年5月24日生まれ 山梨県出身 撮影会より駅伝が好きという自称 “駅女”。3大駅伝の日は仕事を入れず、現地で観戦。箱根駅伝初日は、大手町のスタート地点に早朝より駆けつける。推し大学の壮行会には必ず参加し、この時期のネイルは駅伝ネイルに。いちばん好きだった選手は東洋OB柏原竜二