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箱根駅伝、青山学院大・原監督の作戦名は「やっぱり大作戦」
スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2019.12.30 20:00 最終更新日:2019.12.30 20:00
107cmKカップ乳を武器に、ライター兼底辺グラドルとして活動する吉沢さりぃが、大好きな「箱根駅伝」の見どころを明かす。第3回は青山学院大学。
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いまや、毎年のように箱根駅伝の優勝候補にあげられるフレッシュグリーンの青山学院大学。
以前は常にシードを獲得できるほどの強豪校ではなかったが、きっかけを作った選手といえば、2013年卒業の出岐雄大選手だろう。1年時には1区をまかされ、区間9位でタスキをつなぎ、総合8位で翌年のシード権を41年ぶりに獲得した。
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2年時は2区で11人抜きの快走、3年時も2区を走り、前年17人抜きを達成した村澤明伸選手(当時東海大3年)を含む9人抜きの快走。青学初の区間賞を獲得した。そして4年時は、出雲駅伝で初優勝。これが青学の3大駅伝の初優勝となった。
出岐選手の最後の年の箱根の報告会で、原晋監督が「出岐のおかげで、青学は優勝を目指せる大学になりました」と涙ながらに語った。その2年後の2015年、青学は箱根駅伝で初優勝を飾る。
原晋監督は、本の執筆にバラエティー番組出演と、話題に事欠かない名物監督だが、毎年掲げる作戦名がおもしろいと評判だ。
箱根初優勝の2015年から「ワクワク大作戦」、2016年「ハッピー大作戦」、2017年「サンキュー大作戦」、2018年「ハーモニー大作戦」 と名づけて4連覇を果たす。
2019年の出雲駅伝では、「出てこい!駅伝男大作戦」 を掲げるも5位、全日本大学駅伝では「私、失敗しないので大作戦」 を掲げるも2位に終わった。
そして、5連覇を逃した青学にとって、雪辱を期して迎える令和初の箱根の作戦名は、「やっぱり大作戦」。このやっぱりというのは、「やっぱり青学は強いと言ってもらいたい」とのことで、リベンジの意味合いが強い。
そこで、個人的に注目している選手は岩見秀哉選手(3年)だ。2019年は4区を走り、1位でタスキを受け取った。その時点で、原監督は5連覇を確信したという。だが、彼は低体温症に陥ってしまい、3位に転落。トップの東洋大とは、3分30秒もの差がついてしまった。
岩見は試合後の報告会で、「自分が5連覇の勢いを止めてしまった……」と泣き崩れたが、2020年も箱根メンバーにエントリーされている。彼は「箱根の借りは箱根で返す」と、雪辱に燃えているという。はたして、「やっぱり青学だ!」と言わせる快走が見られるかーー。
吉沢さりぃ
1985年5月24日生まれ 山梨県出身 撮影会より駅伝が好きという自称 “駅女”。3大駅伝の日は仕事を入れず、現地で観戦。箱根駅伝初日は、大手町のスタート地点に早朝より駆けつける。推し大学の壮行会には必ず参加し、この時期のネイルは駅伝ネイルに。いちばん好きだった選手は東洋OB柏原竜二