107cmKカップ乳を武器に、ライター兼底辺グラドルとして活動する吉沢さりぃが、大好きな「箱根駅伝」の見どころを明かす。第4回は國學院大學。
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令和初の箱根駅伝で大穴中の大穴が國學院大學だろう。「歴史を変える挑戦」をスローガンに掲げ、2019年の箱根では7年ぶりのシード権獲得だけではなく、往路3位の総合7位。同校初の1桁台でのフィニッシュをはたした。
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そして、今年の出雲駅伝で初優勝。今やノリに乗っている大学だ。
出雲駅伝優勝の立役者は、アンカー6区の主将・土方英和選手(4年)。トップと37秒差の4位でタスキを受け取ると、残り700メートルで1位の駒澤・中村大聖選手(4年)を抜き去る驚異の追い上げをみせた。
さらに、山登りのスペシャリスト、浦野雄平選手(4年)にも注目だ。1年時に6区を走り、2年時に1区、そして3年時に5区の山登りを走り、区間新記録を出す快走を見せた。
東洋OB柏原竜二、青学OB神野大地に続く「新・山の神」の呼び声が高い。浦野選手にどれだけよい状況でタスキがつなげるかで往路優勝が十分、視野に入ってくる。
前田康弘監督は駒澤大学のOBであり、同大の大八木弘明監督の教え子である。12月10日におこなわれた「監督トークバトル」で、大八木監督は「出雲で(國學院に)負けたのは悔しいのと褒めたいのとありましたけど、箱根は別ですから。そんな甘いもんじゃない」とコメント。恩師が勝つか、教え子が勝つか――。師弟対決にも注目したい。
余談だが、國學院大學といえば忘れられない珍事がある。それは2011年の第87回箱根駅伝でのこと。10区アンカーを走った寺田夏生選手(当時1年)は、 9区から11位でタスキをもらい、8位まで順位をあげるも、ゴール前120メートル手前の交差点でテレビ中継車を追って、一人コースを外れてしまった。慌ててコースに戻るも11位に転落。
最後の力を振り絞り、前にいた城西大学を抜き、3秒差の10位でゴールイン。箱根では10位以内か以下では天国と地獄だ。シード権を取れば、翌年の箱根の出場権を得られるが、11位以下なら予選会に出なければいけない。当時、初のシード権がかかっていたチームメイトは、さぞヒヤヒヤしただろう。
ゴール後、周囲が喜ぶのをよそに「危ねぇ~」と漏らしていたのが印象的だった。国学院関係者は、寺田選手が道を間違えた交差点のことを「寺田交差点」と呼んでいる。
今年は「寺田交差点」を首位通過して歴史を変えられるか。
吉沢さりぃ
1985年5月24日生まれ 山梨県出身 撮影会より駅伝が好きという自称 “駅女”。3大駅伝の日は仕事を入れず、現地で観戦。箱根駅伝初日は、大手町のスタート地点に早朝より駆けつける。推し大学の壮行会には必ず参加し、この時期のネイルは駅伝ネイルに。いちばん好きだった選手は東洋OB柏原竜二