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箱根駅伝、東海大学の強さは両角監督の指導と厚い選手層

スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2020.01.01 20:00 最終更新日:2020.01.01 20:00

箱根駅伝、東海大学の強さは両角監督の指導と厚い選手層

両角監督

 

 107cmKカップ乳を武器に、ライター兼底辺グラドルとして活動する吉沢さりぃが、大好きな「箱根駅伝」の見どころを明かす。第5回は東海大学だ。

 

 

 令和初の箱根の覇者、最右翼と予想されているのが東海大学だ。2019年の箱根駅伝では、5連覇を狙う青学大、王座奪還を掲げる東洋大を破り、初の総合優勝を飾った。先の出雲駅伝では4位だったものの、全日本大学駅伝では2位に1分44秒もの差をつけて完全勝利を果たした。

 

 

 東海大は箱根の常連校ではあるものの、強豪校と呼ばれるようになったのはここ最近。その立役者となったのは、両角速監督の存在と黄金世代だろう。

 

 両角監督は2011年から東海大の監督に就任しているが、もともと長野県の佐久長聖高校の駅伝部監督である。同校は全国高校駅伝常連校であり、元五輪代表の佐藤悠基(33)や、現日本記録保持者の大迫傑(28)を育てたのも両角監督である。

 

 そして黄金世代とは、東海大4年生の鬼塚翔太選手、館澤亨次選手、阪口竜平選手、関楓人選手らを筆頭とした2016年入学組。高校時代から全国区のスーパースターだった彼らが入学すると、「4年後の東海はとんでもないことになるんじゃないか」 と噂されていた。だが、1年早い2019年に、彼らの活躍もあって初優勝を成し遂げた。

 

 話を2019年の全日本大学駅伝に戻すと、東海大は16年ぶりに優勝したのだが、このエントリーメンバーが同校の強さを物語っている。エントリー発表の時点で、主将の館澤選手の名前がない。当日の区間発表では、なんと鬼塚選手も関選手も阪口選手も、エントリーされなかったのだ。

 

 黄金世代のメンバー4人衆が誰も走ってないのにもかかわらず、それでも他大学を引き離し、圧勝した。強豪の東洋、駒澤、青学、國學院に、黄金世代不在のまま勝利したのだから、それだけ選手層が厚いことが窺える。

 

 ただ、そんな “絶対王者” にも不安要素がある。四天王の一人、関選手と、3年連続6区を走った中島怜利選手(4年)がエントリーから外れていることだ。

 

 5区の山登りがフューチャーされがちだが、最近では駅伝関係者の間では、6区の山下りが「優勝を左右する区間」と言われるだけに、3年間安定した走りを見せていた中島選手の離脱は大きいと言わざるを得ない。

 

 そんななか「救世主」として注目したい選手は、2019年の箱根7区を走り、1位の東洋大学との差を一気に縮め、逆転優勝に導いた阪口竜平選手(4年)だ。

 

 2019年の出雲では2区で区間6位と振るわず、全日本はエントリーされないなど不遇続きゆえ、箱根にかける思いは人一倍強い。自身のツィッターで「早く来い、箱根駅伝」と呟いている。

 

 もう一人、次代のエースとして期待されているのは名取燎太選手(3年)。全日本でアンカーを務め、青学を抜き去り優勝に貢献した。彼が何区を走るのか、そして初の箱根でどれだけ結果を残すのか、いまから楽しみな選手の一人である。全日本の優勝で勢いそのままに、東海の2連覇なるか。

 

 東海大学の選手やOB、そしてファンが「#GO東海」というハッシュタグをつけてツィッターでいろいろ呟いているので、検索しながら観戦すると、より楽しさが倍増するはずだ。

 

吉沢さりぃ
 1985年5月24日生まれ 山梨県出身 撮影会より駅伝が好きという自称 “駅女”。3大駅伝の日は仕事を入れず、現地で観戦。箱根駅伝初日は、大手町のスタート地点に早朝より駆けつける。推し大学の壮行会には必ず参加し、この時期のネイルは駅伝ネイルに。いちばん好きだった選手は東洋OB柏原竜二

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