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東京五輪カヌー「羽根田卓也」マツコにいじられ「嬉しかった」
スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2020.01.08 16:00 最終更新日:2020.01.08 16:00
「一生記憶に残る経験。自分の名前が電光掲示板に残った瞬間は、今でもはっきり覚えています」
自身3度めのオリンピックとなるリオ五輪にて、カヌーで日本人初のメダル(銅)を手にした、羽根田卓也(32)。テレビ番組でマツコ・デラックスから「ハネタク」と呼ばれ、マイナー競技が、一躍脚光を浴びるきっかけとなった。
「カヌーという競技を知ってもらい、応援してくれる人が増えたことが嬉しかった」
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高校卒業後は約14年間、カヌーの本場、スロバキアで武者修行。東京五輪は、競技人生の集大成となる。
「五輪は誰でも立てる舞台じゃない。前回のメダルが自分だけじゃなく、まわりの環境も変えてくれた。高まってる期待に応えるのが、自分の使命だと思っています」
●羽根田卓也の “金言”
「千日の稽古を鍛とし、万日の稽古を錬とす」
●一問一答
――自分の性格は?
「マイペース」
――愛読書は?
「司馬遼太郎の『燃えよ剣』。歴史小説が好きで、遠征の前には必ず本屋に立ち寄って7、8冊買います」
――自分へのご褒美は?
「プリン(笑)。試合後の楽しみ」
――好きなアーティストは?
「いまだったら黒夢!」
――東京五輪で、カヌー以外に注目している競技は?
「BMXやスケートボードなどのアーバンスポーツ。僕も冬はスノーボードをよくやるので」
はねだたくや
1987年7月17日生まれ 愛知県出身 175cm 70kg 父親と兄の影響で9歳でカヌーを始める。高校卒業後、スロバキアに留学。北京五輪14位、ロンドン五輪7位、リオ五輪銅メダル。ミキハウス所属
取材&文・栗原正夫
(週刊FLASH 2020年1月21日)