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東京五輪7人制ラグビー女子「中村知春」リオの無念を忘れない

スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2020.01.15 16:00 最終更新日:2020.01.15 16:00

東京五輪7人制ラグビー女子「中村知春」リオの無念を忘れない

 

 リオ五輪で正式種目として採用され、大きくマスコミに取り上げられた7人制ラグビー。「金メダルも夢じゃないと思います!」と宣言した言葉とは裏腹に、女子の結果は1勝4敗の10位。

 

 終わった瞬間、キャプテンを務めた中村知春(31)は、唇を噛みしめた。

 

 

「気持ち的には、『生きるか死ぬか』という覚悟で臨んだのですが、振り返るとすべてが甘かった……」

 

 その悔しさを忘れないために、リオ五輪の関係者からもらった、キリスト像のモチーフを持ち歩く。東京で、“サクラ” を咲かせるために……。

 

「感情も思いも、仲間との関係も、すべて丸出しになるのがラグビー。そこがラグビーの魅力だし、だからラグビーはおもしろいんです」

 

●中村知春の “金言”
「死ぬこと以外はかすり傷」

 

●一問一答
――勝負メシ、ご褒美メシは?
「合宿が終わったあとに飲むビール。東京五輪が満足のいく結果に終わったら、フライドチキンとかハンバーガーを食べながらビールを飲みます!」

 

――好きなアスリートは?
「為末大さん。言葉のひとつひとつが勉強になります」

 

――ラグビーに出会わなかったら?
「会社で広告を作っていたと思います」

 

――好きな本は?
「ビジネス書。会社の組織もチーム作りも、同じなんだと思います」


なかむらちはる
1988年4月25日生まれ 神奈川県出身 162cm 64kg 小学校からバスケットをやっていたが、法政大学在学中にラグビーを始め、卒業後は電通東日本に入社

 

写真・槇野翔太
取材&文・工藤晋

 

(週刊FLASH 2020年1月28日号)

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