スポーツスポーツ

東京五輪カヌー男子「足立和也」レーシングカー設計会社の協力も

スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2020.02.05 16:00 最終更新日:2020.02.05 16:00

東京五輪カヌー男子「足立和也」レーシングカー設計会社の協力も

 

「環境を変えて、逃げ場がないように、すべてを断ち切ってここに来ました」

 

 多くの選手が、競技環境の整っている海外を拠点に活動するなか、足立和也(29)は、あえて国内で、しかも山口という地方で実力を培ってきた。

 

 

 そして2016年のW杯では、カヌー・スラロームの男子カヤックで、日本人として初めて表彰台に上り、国内で腕を磨いても世界と戦っていけることを証明した。

 

 カヌー本体にも、こだわりを見せる。レーシングカーの設計・開発などに実績があり、由良拓也氏が社長を務めるムーンクラフトがサポート。つまり、“純日本” で五輪に臨むのだ。

 

「スラロームは、ゲートをくぐりながら、タイムを競う競技ですが、ゲートと選手の距離が5mmぐらいの所を通ります。そういった距離感も見てほしい。目標は、小学生のころからの夢だった五輪でのメダル獲得です!」

 

●足立和也の “金言”
「日進月歩」

 

●一問一答
――大切にしているものは?
「旧500円玉です。2016年のW杯で表彰台に立ち、帰国して初めて買い物をしたお釣りでもらったんです。ずっと財布に入れて、大切にしています。『100円足りないな』と思っても使わずに(笑)。福を呼んでいると思います」

 

――愛読書は?
「漫画『エリア88』が好きです。『進撃の巨人』のなかの、『何かを成したいなら、犠牲を払わなきゃだめだ』という言葉が格好いいなあと思っています」

 

――自分へのご褒美は?
「お寿司。山口は魚が安くて、美味しくて! とくに光りものが好きですが、ここに来て好きになったのはヒラマサです」

 

――マイブームは?
「携帯ゲームです。バトルロワイヤルゲームの『PUBGモバイル』というのにハマってます。じつは、インドア派なんです(笑)」


あだちかずや
1990年10月23日生まれ 神奈川県出身 175cm 70kg 3歳時にカヌーを初経験。小学生時代、高校の日本代表の合宿を見てから、カヌーの格好よさに目覚めた。駿河台大を3年で中退後、山口県萩市を拠点に活動。山口県体育協会所属

 

写真・津高良和
取材&文・北浦勝広

 

(週刊FLASH 2020年2月18日号)

続きを見る

今、あなたにおすすめの記事

スポーツ一覧をもっと見る