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楽天選手が「空間除菌剤」頼みのキャンプイン…医師も呆れる
スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2020.02.19 06:00 最終更新日:2020.02.19 06:35
例年、プロ野球の各球団がインフルエンザ対策に追われる春季キャンプ。2020年は、さらに新型コロナウイルスも発生――。そんな状況下で、“悪目立ち” していたのは、東北楽天だった。
1月30日、キャンプ地の沖縄・久米島に入った楽天の選手一行は、揃ってマスクを着用。それだけでなく、ネームホルダー型の「空間除菌剤」も、身につけていた。
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「2013年から継続して、『空間除菌剤』を使用しています。手洗い、うがい、マスク着用と合わせた効果を実感しています」
楽天広報担当者は、そう感染防止に自信をのぞかせる。
しかし、楽天も使用している二酸化塩素を発生させるタイプの空間除菌剤については、「宣伝されるような除菌効果に根拠はない」と、2014年に消費者庁から販売各社に措置命令が出されている。
ナビタスクリニック理事長で内科医の久住英二氏も、こう批判する。
「科学的には効果はありません。これで予防できると思われたら、防げるものも防げません。きわめて悪質な商品です」
こんなものに頼っているようでは、練習効果も科学的に「疑問あり」だったりして。
(週刊FLASH 2020年3月3日号)