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野村克也がサッチーに貫いた「愛の大きさ」を長嶋一茂が絶賛
スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2020.03.16 20:00 最終更新日:2020.03.16 20:00
長嶋一茂が、3月13日放送の『ザワつく!金曜日』(テレビ朝日系)で、亡くなった野村克也氏について語った。
スワローズ時代に野村氏から指導を受けていた一茂は、「どちらかと言うと好きじゃない。嫌いなほうだった」と本音を吐露。だが「好きとか嫌いとかの感情を凌駕したリスペクトの部分、尊敬している部分が最後には勝つ」と明かす。
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特に尊敬すべき点として、2017年に亡くなった野村氏の妻・沙知代さんに貫いた「愛の大きさ」をあげた。
野村氏が南海ホークスで選手兼任監督時代、沙知代さんが毎試合、監督室に来て選手に説教していたという。それが原因で、球団から「サッチーをとるか、監督をとるか」と迫られた。一茂は「ノムさん、即決でサッチーを選んだ。昭和の頑固オヤジって、仕事に対して一徹で家族を顧みないイメージ。でも、ノムさんは奥さんをとった。あんな好きな野球を、奥さんのためにやめられたことはすごいこと」と秘話を語った。
また、一茂は現役時代に野村氏の自宅を訪れたが、「ノムさんがまだ帰ってきてなくて、サッチーと2人きり。俺はリビングでずっと固まってる。サッチーが電話して『アンタ、何やってるのよ! 一茂くんが来てるのに遅れてるとは何事よ!』って言ってた」と苦笑。当時の心境を「ちょっと気まずい。俺のせいで怒られてるから」と話していた。
一茂は2月17日放送の『あさチャン!』(TBS系)でも、野村氏の夫婦愛について語っている。
一茂は沙知代さんがトラブルメーカーとして批判されても「(野村氏は)全然関係ないのよ。『サッチーは悪くない』って常に家族を信じてた」と、一貫して沙知代さんを見守っていたことを回想。さらに「日本の男性って、昭和の人たちって、自分の愛の表現が下手だったりする。ノムさんはそういうのは全然関係ない」と振り返った。
野村夫妻は、この夫婦ならではの強い絆で結ばれていたのだ。