バラエティ
華丸大吉、太田光が絶賛「錦鯉」M-1に“遅咲き”チャンスあり
バラエティFLASH編集部
記事投稿日:2020.08.30 06:00 最終更新日:2020.09.02 18:45
“史上最強のバカ” と称されるボケの長谷川雅紀(49)と、冷静なツッコミで “バカを操る” 渡辺隆(42)。最近、大物芸人たちのプッシュもあって、この結成8年めのコンビに注目が集まっている。今回、長谷川が暮らす家賃5万円のアパートで、下積み時代の苦労話を2人に聞いた。
【関連記事:ナイツ塙宣之「M-1グランプリ」必勝法を明かす】
長谷川は最初、高校の同級生とコンビを組んで札幌よしもとに入るも解散し、ピン芸人として活動した。その後30歳で上京し、元相方とソニー・ミュージックアーティスツ(SMA)に入るも、再びピン芸人に戻った。
一方、渡辺は東京NSCの5期生で、何度かのコンビ解散を経て、やはりSMAにピン芸人として所属していた。そして8年前。長谷川40歳、渡辺33歳の、とある日のこと。
渡辺「飲み会の席で、僕からコンビ結成を誘ったんです」
長谷川「7歳も上のおっさんに声をかけてくるなんて、なんて勇気あるんだろうって」
渡辺「組んでみてわかったのは、本当に、この人バカなんですよ(笑)。言わないと、爪も切らないとか。ずっと鼻をすすってるから『鼻かめ!』とか、そういう怒り方。もう歳なのに。お笑い論で喧嘩したとかは、まったくないです(笑)」
長谷川「だから僕は、“東京のお母さん” と呼んでます」
結成当時、風呂なしエアコンなしの築60年、家賃3万円の部屋に住んでいた長谷川は、ある問題を抱えていた。
渡辺「雅紀さん、借金で首が回らなくて。だから、『もう自己破産しろよ』って、その場で弁護士に電話かけさせました」
長谷川「借金は100万円ぐらいだったかなあ」
渡辺「借金を返すのに、連日深夜にバイトしててねえ」
長谷川「そのころ僕、ギャンブルにハマっていたんです。22時から朝まで働いて、それから寝ないでパチンコに行って、またバイトに行くという」
渡辺「当時、貧乏芸人を決めるライブがあって、勝てばテレビに出られたんですが、そのライブにすらお金がなくて行けなかったんです(笑)」
長谷川「オーディションすら受けられなかった……」
そんな悲惨な境遇に耐えてきた彼らだが、最近、大物芸人の番組に次々と呼ばれ、プチブレイクしている。
長谷川「『爆笑問題のシンパイ賞!!』(テレビ朝日系)に出たときに、隆が着ていたハードコアチョコレートの松田優作さんTシャツに太田さんがすごく食いついて、めちゃくちゃものまねしてくれたんです」
渡辺「その後も、いろんな番組に呼んでくれるんです」
長谷川「『石橋貴明プレミアム』(AbemaTV)に出たときは、タカさんが僕らの芸歴を知っていて、『9回ツーアウトランナーなしからでも逆転ある』って言葉をいただいた」