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上杉隆 弟妹&元部下が告発“反権力ジャーナリスト”の正体「AIの中身は人力」「女性3人を妊娠」「80代実母を恫喝」

バラエティ 投稿日:2021.03.01 18:00FLASH編集部

上杉隆 弟妹&元部下が告発“反権力ジャーナリスト”の正体「AIの中身は人力」「女性3人を妊娠」「80代実母を恫喝」

2月初旬、兄である上杉氏について、意を決して告発する弟の慶太さん(左)と妹のSさん

 

「記者クラブ開放」を謳って、一世を風靡した “フリージャーナリストの星”--。それがなぜ、“ポンコツAI” を販売し、無実の元従業員を刑事告訴するまでになったのか。

 

「兄は、変わってしまいました。とくに、女性問題が噴出した2018年を境に、おかしくなってしまいました。昔は優しくて自慢の兄だったのに……」

 

 意を決した表情でそう話すのは、上杉氏の実妹であるSさん(47)。そしてその隣で、「あいつは残酷な人間なんです」と憤るのは、上杉氏の実弟である上杉慶太さん(45)だ。2人はともに「NOBORDER」の社員として働いてきた。

 

 2人が社内で見てきたものは、上杉氏の横暴な会社運営と、無節操な女性関係、そして弟妹に対しての執拗なまでの冷酷な仕打ちだった。Sさんは、2012年の設立当初からNOBORDERに、社員として加わっていた。

 

「当時、兄はジャーナリストとしての活躍を妬まれたのか、ネットなどで、ひどい誹謗中傷を受けていました。そんななか、兄が真剣に仕事をしているところを見て、妹として助けようと思いました」(Sさん)

 

 創業時、会社の規模は役員を含めても10数人程度。アットホームな和気あいあいとした雰囲気だったという。ところがそれから数年後、Sさんは上杉氏の “悪癖” を目のあたりにすることになった。

 

「2016年に兄が突然『ニューズ・オプエドのアシスタントを務めていたAさんが妊娠した。あと1~2週間で生まれる』と言ってきたんです。結婚はせずに『お互いパートナーとしてやっていくつもりだ』と言うので、相手も納得しているならいいか、と思いました。2人の関係は社内で誰も知りませんでした」(Sさん)

 

 もともと上杉氏は、現在まで結婚歴や子供がいることを公表したことはない。しかし実際には、1998年ごろに、Aさんとは別の女性と一度結婚している。その後、離婚したが、離婚後にその女性とのあいだに子供をもうけている。

 

「Aさんとは結局、籍を入れないまま、2018年5月に今度はBさんという、オプエドに出演していた別の女性とのあいだにも子供ができました。Bさんから直接、私に電話があって『上杉さんの子供を妊娠しました。結婚を見据えて、式場の話までしていたのに、じつは上杉さんに浮気相手がいて……』と相談されました。

 

 その “浮気相手” とは、2015年11月からオプエドにアナウンサーとして出演していたCさんという女性でした。兄は、一緒に仕事をした女性たちと、次々に関係を持ったんです」(Sさん)

 

 こんな不行状が、問題にならないはずはない。すぐに女性たちと上杉氏が集まって、話し合いがおこなわれたという。

 

「兄の女性関係が、周囲の女性に全部ばれたんです。兄は、『Bさんの子供は、自分との子ではないかもしれない』と主張しだして、その場をなんとか取りつくろおうとしたようですが、無理でした。

 

 兄は、周囲の人間に一斉に攻撃されたことで人間不信に陥ったのか、このときを境に、人が変わったようになりました」(Sさん)

 

 上杉氏は結局、2019年10月にCさんと結婚し、4人めとなる子供をもうけた。しかし、Cさんとの結婚生活も長くは続かなかった。今度はCさんが “別の女性の影” に悩まされることになったのだ。

 

「Cさんは、結婚した当初から上杉氏が『違う女性と不倫しているのではないか』と疑っていました。結局、上杉氏は家にも帰ってこなくなり、Cさんは子供をつれて家を出ていきました。現在、上杉氏と婚姻関係存続の調停中です」(関係者)

 

 上杉氏の度重なる女性トラブル。その都度Sさんは、なんとか兄に誠実な対応を取らせようとしてきた。しかし上杉氏は、そんな彼女の存在を疎ましく思ったのか、今度はSさんに対して、執拗に退職を強要するようになったという。そのころNOBORDERに入社したのが弟の慶太さんだった。2019年4月のことだ。

 

「最初は、社内のゴタゴタも兄の状態も知りませんでした。ところが2019年秋に、姉について『会社の金を4000万円使い込んでいる』『財務資料を隠している』などの話が、社の上層部で出回っていることを耳にしました。

 

 当初は私も、兄の言い分が正しくて、悪いのは姉のほうだと思い込んでいました。しかし、姉から話を聞くと、明らかに兄の被害妄想なんですよ。しかも兄は、役員会で『Sを辞めさせる』とまで発言しました。そこで僕は、姉と兄のあいだに入って、仲を調整しようとしたんです」

 

 だが上杉氏の “実妹外し” は止まらず、2019年12月、Sさんは当時の取締役のひとりから、「PCと会社のすべての資料を返せ」と言われたという。Sさんは、これを実質的な解雇通告だと判断し、会社に解雇理由と解雇通知書を出すように求めたが、当初は会社側から無視された。

 

 その後、会社都合の退職だったと会社側が認めることと、きちんと退職金を支払うことを条件に、Sさんと会社は一時的に和解したが、現在も退職金は支払われておらず、Sさんは労働基準監督署や弁護士に相談している。

 

●実弟の訴えも届かず…「父親代わりして甘やかしすぎた」と一蹴

 

 一方で慶太さんも、上杉氏に刃向かったため、兄から排除されることになった。

 

「2019年8月、兄はN国党の幹事長に就任しました。そこで私は会社に命じられて、立花孝志党首(53)の公設第一秘書を務めることになりました。

 

 すると兄が、『お前の議員秘書としての給与から毎月10数万円を会社に納めないと、のちのち会社に戻れなくなるぞと、社外取締役のひとりが言っていた』と言ってきたのです。しかしその社外取締役に確認しても、『そんなことを言った覚えはない』と。つまり、兄がやろうとしていたのは私の秘書給与のピンハネです。

 

 私は “ピンハネ要求” を拒否し、毎月10万円を会社ではなく、母親に仕送りしていました。すると兄から『縁を切る』というメールが来ました。『自分は今まで君たちのためにやってきたけど、これからは自立してくれ。縁を切ります』という内容でした。

 

 私はその後、議員秘書を続けながら、兄の横暴に苦しむNOBORDERの従業員たちの相談に乗るようになりました。姉のこともあったので、これ以上黙っていられないと思い、2020年5月に、兄に “宣戦布告” しました」(慶太さん)

 

 慶太さんは、上杉氏の問題点を指摘したメールを、上杉氏を含む社内の複数人に送信した。

 

「いつものことですが、兄は『これはN国党の問題だ』と、わけのわからない言い訳をしはじめました。その結果、なぜか私と兄、立花氏の3者で話し合うことになったんです。

 

 つねづね『上杉さんにはNHKを辞めたとき助けてもらい、お世話になっている』と言っていた立花氏は、100対0で僕が悪いと決めつけました。結局、N国党から10月末に解任すると言われ、辞めることになりました。兄は最後まで、自分の誤りを認めませんでした」(慶太さん)

 

 慶太さんについて、N国党の立花氏に聞くと「たしかにそう話した」と、こう答える。

 

「慶太さんが公設秘書になれたのは、上杉さんのおかげ。上杉さんも100点満点ではないが、文句を言うのなら党を辞めてから言うべきでしょう」

 

 乾さんとSさん、慶太さんが語った内容は、けっして “身内の喧嘩” に収まるものではない。若狭勝弁護士(64)が語る。

 

「『AIニューズ』を国民民主党に販売していたことは、お金を払う側が、記事の量と質に問題がなかったと思えば詐欺にはあたらないでしょう。しかし、AIによって作成されたり、セレクトされたりした記事であることに党側がこだわっていたとしたら、詐欺行為にあたる可能性があります。

 

 実妹の解雇については、実際には金の使い込みなどの事実がないのに、Sさんが嫌がらせを受けて退職に追い込まれたのであれば、不当解雇にあたると思われます。

 

 また、秘書給与のピンハネに関する上杉氏の発言も問題です。慶太氏が拒否できず、本人の意思に反して給与の一部を会社に納めることになっていたら、上杉氏の行為が法令違反にあたる可能性があります」

 

 本誌は、2月24日、上杉氏に質問状を送り、取材を申し込んだ。AIが使いものにならず、実際には乾さんが人力でAIの体裁を保っていたことを質すと「(乾さんの話は)事実ではなく、商標登録もすんでいます」と、なぜか商標登録済みであることを強調した。

 

 そして国民民主党への販売については、「守秘義務があるため答えられない」、女性問題も「プライベートのことに関してはお答えしません」という。また、妹のSさんに退職を強要したことについては「当時の私は、代表権のない会長に退いていたので関知しておりません」とした。

 

 慶太さんの秘書としての給与をピンハネしようとしていたのでは、と尋ねると「『会社に戻りたいなら、もらった給料で社員に奢ったらどうか』と言ったにすぎません。父が早くに亡くなったため、私がずっと父親代わりをしてきましたが、弟を甘やかしすぎました」と答えた。

 

 だが、そんな “いい兄アピール” をする裏で、上杉氏は家族に恫喝まがいの行動をとっていた。

 

「兄は、『FLASH』から質問状が届いた日に、母に対して激高し、『もう面倒は見ない、俺の味方をするなら、これからも面倒を見てやる。Sと慶太に、記事は間違っていると(編集部に)電話するように言え』と脅しました。

 

 これまでも80歳を超えた母に対して、気に入らないことがあると怒鳴り散らすので、母はおびえて生活していました。以前は本当にいい兄だったのに。せめて母だけでも幸せにしてあげてほしいです」(Sさん)

 

 実の妹と弟、そして元部下が語る、衝撃的な上杉氏の “真の顔”。会社と家族まで “ぶっ壊す” 先に、待ち構えるものとは--。


(週刊FLASH 2021年3月16日号)

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