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食堂のおばちゃんの人生相談「正直、死ぬほどSEXしてみたい」
バラエティFLASH編集部
記事投稿日:2021.06.18 11:00 最終更新日:2021.07.16 16:46
「食堂のおばちゃん」として働きながら執筆活動をし、小説『月下上海』で松本清張賞を受賞した作家・山口恵以子。テレビでも活躍する山口先生が、世の迷える男性たちのお悩みに答える!
【お悩み/あしげさん(59)自営業】
山口さん、教えて(叱って)下さい。SEXが大好きな女性を探しています。1カ月くらいで良いので、そういう正直で開放的な女の人と、死ぬほどSEXしてみたいのです。基本的に女の人の方がスケベじゃないですか? ちなみに妻とは「臭いからイヤだ」と言われて3年前からセックスレスです。
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【山口先生のお答え】
あなたはこれまでこの人生相談の何を読んできたのですか?
そりゃ確かにろくなこと言ってませんけど、一つだけ繰り返し申し上げているじゃありませんか。
「類は友を呼ぶ」と! つまり「SEXはSEXを呼ぶ」のです。
以前登場した「50年間一穴主義を守ってきたが妻に現役引退を宣言され、未亡人と出会ってラブラブになったら妻に嫉妬され……」という、あのお悩みの主の、爪の垢でも煎じてお飲みなさい。
「1カ月くらいで良いから死ぬほどSEXしてみたい」なんて、そんな弱気でどうするのです?
「死ぬほどSEX」と言うからには「生涯SEX」「死んでもSEX」を貫く気概を持って下さい。そこまで強くSEXを求める意志を持ったとき、初めて同じように積極的にSEXを求める女性との出会いが生まれるのです。
「1カ月くらいで良い」という消極的な気持ちでいる限り、ご同様の消極的な女性しか周囲に集まらず、セフレになってくれる女性と巡り会う可能性も低いでしょう。
ちなみに、男と女とどっちがスケベか? 私は「妄想力」という一点で比較すると、男性の方が強いような気がします。何故なら、男性には肉体的な限界点が設定されているからです。
ほら、人間出来る時はひたすら励むのみですが、出来ないとなると「あんなことも、こんなことも」と妄想するじゃないですか。
やまぐちえいこ
1958年、東京都生まれ。早稲田大学文学部卒。就職した宝飾会社が倒産し、派遣の仕事をしながら松竹シナリオ研究所基礎科修了。丸の内新聞事業協同組合(東京都千代田区)の社員食堂に12年間勤務し、2014年に退職。2013年6月に『月下上海』が松本清張賞を受賞。『食堂メッシタ』『食堂のおばちゃん』シリーズ、そして最新刊『夜の塩』(徳間書店)が発売中