【旬女の家庭訪問】横山由里香さん30歳

 　朝、男の家から自宅に帰る。昨日の服のまま仕事に向かうのは嫌だから。歩きながら体がだるい。これだったら、家で寝ておけばよかったと思う。

「この男と会ってセックスするのは、時間の無駄に思えてしまう」

　気づいたら、3年も彼氏がいなかった。今年で30歳になった。

「次に告白してくれる人がいたら、運命に身を委ねてみよう」

　最初のアプローチは、コンサルタントの太った男だった。彼は饒舌で楽しかった。理詰めで話をされるので、いつのまにか主従関係が逆転していた。

　しかし、家に行くと、妙に女物の小物がある。あとで知ったが、彼は“出会い系好き”だった。

　もうやっていないと聞いていたのに、ある日、友達から『5分前に彼がログインしてたよ』との知らせが。問いつめると「疑いだしたら、終わりだよ！」と開き直られた。

　そして「出会い系で探すのはラブだけじゃないでしょ。ラブ&フレンドでしょ！」。そのメールを最後にぷっつり連絡は途絶えた。

横山由里香さん（仮名）30歳

身長・166cm、体重・55kg

渋谷区在住　

職業・広告代理店・事務

出身・東京都

昨年の年収・約400万円

部屋の広さ・18㎡

家賃・7.3万円

居住歴・２年5カ月

部屋に上げた男性・10人

ベッドに上げた男性・5人

彼氏の有無・なし

写真&文・野澤亘伸