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隠し子疑惑も再燃「朴槿恵大統領」末路は逮捕か暗殺か
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2016.11.03 19:50 最終更新日:2016.11.03 22:03
韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領が、親友・崔順実(チェ・スンシル)に機密情報を漏らしたとされる一連の疑惑が発覚して1週間あまり。
疑惑は、大統領府の後押しで設立された財団の資金流用まで広がっており、国政を揺るがす一大事となっている。
今回の疑惑をスクープした韓国のテレビ局JTBCは、崔氏が国政に関与しただけでなく、大統領に韓国服やお守りを選んでいた、大統領府にフリーパスで入れた、など次から次へとニュースを配信している。
崔氏の父親・崔太敏(チェ・テミン)は新興宗教の教祖で、母が暗殺され絶望していた朴槿恵に、「あなたの母親から娘を助けなさいと伝言を受けた」という手紙を書いて接近したと言われている。
2人が初めて会った1975年以来、蜜月は続いていたようで、韓国メディアは、長らく朴槿恵と崔親子の関係を問題視してきた。
それだけではない。朴槿恵には崔太敏との間に隠し子がいるとの根強い噂もあった。
朴槿恵は、2007年の予備選挙の検証聴聞会などで「そんな子供がいればDNA鑑定してもかまわない」と否定を続けている。
韓国では朴槿恵の辞任を求める抗議行動が拡大しているが、ここで思い出すのは、韓国の大統領の多くが、退任後に逮捕されたり暗殺されたりと、悲惨な末路を迎えている点。
韓国では大統領の任期中は逮捕できないが、辞職後は別。大統領が替わるとスタッフもすべて入れ替わるため、前政権とのしがらみがなくなり、一気にウミが出るのだ。
実際、過去の大統領の末路を見てみると、悲惨なこと、この上ない。
たとえば「建国の父」として知られる李承晩は、学生デモにより倒され米国へ亡命。
朴槿恵大統領の父親である朴正煕は、「漢江の奇跡」と呼ばれる経済成長を成し遂げたが、襲撃され、夫人が死亡。その5年後、自身も側近によって暗殺された。
全斗煥は死刑宣告され、盧泰愚は懲役刑……といった具合だ。
側近の更迭や内閣改造によって政権の立て直しを図っている朴槿恵大統領。その命運はいかに――?