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リオ五輪決定「猫ひろし」カンボジアで月1000キロのトレーニング
スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2016.06.30 14:00 最終更新日:2016.06.30 14:00
「4年間(カンボジアで)ずっと1位でいるのは大変でした。今は、リオでベスト記録を出すことに集中したい」
6月3日、リオ五輪男子マラソンの「カンボジア代表」決定の記者会見に出席した猫ひろし(38)。
4年前、一度は手にした五輪出場の権利だったが、カンボジアでの実績や居住年数が問題となり、日本国内でも批判の声が上がった。
結果、国際陸連にロンドン五輪出場の資格なしと判断され、涙をのんだ。6年前からコーチを務めている、ハイテクスポーツ塾の中島進氏が述懐する。
「あのときが、本人にとっていちばん辛かったと思う。一度は決まった五輪出場の権利を奪われるなんて、そんな選手いないでしょう。カンボジア国籍での出場はずるいと言っていた人たちに、じゃあやってみろと言いたい」
あれから4年。147センチの小さな体で、1カ月1000キロ近く走るトレーニングを積んできた。現在、強化合宿をおこなっているカンボジアから、1日4〜5回、中島コーチに電話をかけてきて、練習メニューの確認や指導を仰ぐ。
「猫さんが、五輪出場の権利を獲得できた最大の要因は根性。フォーム作りから始めて、筋力をつけ、スピードを上げる練習を繰り返してきた。弱音を吐くこともあったけど、『走れ!』と指導して乗り越えてきた。本番では、心に残るようなレースを期待したい」
五輪史上初となる“芸人アスリート”が、空前の猫ブームに乗って、リオの街中を突っ走れ!
(週刊FLASH 2016年6月21日号)